レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。今回は「ドライバーでスライスしないフィニッシュ」について解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本98】
画像: ボールを真っすぐ飛ばそうとターゲットに対して腕を伸ばしていく人は多いがこれが一番の間違い

ボールを真っすぐ飛ばそうとターゲットに対して腕を伸ばしていく人は多いがこれが一番の間違い

正しいフィニッシュならスライスを解消できる

画像: スライスを解消できる正しいフィニッシュを身につけよう

スライスを解消できる正しいフィニッシュを身につけよう

GD 前回に引き続きアマチュアの悩みを原田プロのメソッドで改善、克服していく方法や心構えについて説明していただこうと思います。最初のテーマはアマチュア最大の悩みといってもいい「スライスを直す」でした。改善方法はグリップ、アドレス、目標の取り方、始動、トップの位置、振り方、フィニッシュ、そしてメンタルの8つの要素に分け、ひとつひとつ順番に解説していただいています。前回までに6つめの振り方の説明までしていただきました。今回は7つめのフィニッシュですね。

原田 正しいフィニッシュが作れないとフェース向きがクラブ軌道に対してスクエアにならないんですよ。手が大きく動いてしまったりしてね。

GD 手が大きく動くというのは、フォローサイドで両腕が万歳ポーズのようになってしまう人ですか? そうすると両ひじをたたんで左肩に担ぐ動きができず、両わきが空いてしまいますよね。

原田 万歳のように腕を使ってしまうとヘッドが高い位置にきます。そういう人はみんなフェースターンができないんです。

GD フェースターンができないとどうなりますか? いわゆるボールをつかまえることができないとかですか?

原田 そうです。フェースターンができないとフェースが開いたままになっているので、スライスの原因になるんです。最悪の場合はシャンクも出ますよね。

GD 自分もシャンク持ちなんですけど、出るときは体が左へ突っ込んでフェースが閉じずに開きっぱなしなことが多いです。

フォローで腕をたためば、ボールをつかまえやすくなる

画像: 両腕が万歳(×)にならないように、フォローで腕をたたむ(〇)ことができれば、ボールをつかまえやすくなる

両腕が万歳(×)にならないように、フォローで腕をたたむ(〇)ことができれば、ボールをつかまえやすくなる

原田 そうでしょう。両腕を高く上げる人は左わきが空いてしまいます。左わきは締まった状態でないとフェースターンをするのは難しくなります。

GD 万歳ポーズのような両わきが空いてしまうフィニッシュを直すにはどうしたらいいのですか?

原田 それはね、フォローサイドで早くクラブを体の前に立たせるようにしてください。

GD それは何回か説明していだたいたので、分かっているつもりです。フォローサイドでは素早く両ひじをたたんで左肩に担ぐんですよね。グリップは体から離れたところに収まるのではなく、左耳のすぐ近くでしたね。

原田 その通りです。グリップが体から遠いところに来たのでは、やはりわきが空いてしまいます。前の連載でも説明したと思いますが、フォローサイドで両ひじをたたんで左肩に担ぐ動きこそが本当のリリースなんです。この動きをするとフェースがしっかりと閉じてボールをつかまえることができるし、ヘッドが自然とインサイドに入ってくるので、理想的なインサイドインの軌道を描くことができます。結果、ボールは真っすぐに飛んでいきますよね。それとね……。

GD ほかに何かありましたか?

頭と左肩の間に「クラブを立てる」

画像: 頭と左肩の間に「クラブを立てる」

頭と左肩の間に「クラブを立てる」

原田 「クラブを立てる」ですが、立てているつもりの人も多いです。確認方法ですが、後方から見たときに、左肩と頭の間にシャフトがあるか。フェースを返してしまう人は左肩より左下にクラブが抜けて行きます。だから左肩と頭の間にクラブがなければ、それは立っていません。

GD 後方から動画で撮ったり、ゴルフ仲間にチェックしてもらえば、すぐわかりますね。

原田 肩にクラブを担ぐ前のフォローの段階では、上体は少し右に傾いています。両肩は少し斜めに傾きます。その傾いた両肩の間に「クラブを立てる」、それを意識してフォロー、フィニッシュへと肩にクラブを担いでいけばいいでしょう。

GD その動きを身につけたいです。

「足組ドリル」で正しいフィニッシュをマスター

画像: 「足組ドリル」で正しいフィニッシュをマスター

「足組ドリル」で正しいフィニッシュをマスター

原田 この動きを身に付けるための練習方法として、この連載で何回も紹介している「足組ドリル」が有効ですよ。

GD 「足組ドリル」は前回も「開眼できるドリル」として教えていただいたので、練習時は必ずやっています。左足を右足の前に縦にセットし、そのままテークバックをして振り下ろしたら体が正面を向いたままで両ひじをたたんで左肩に担ぐのでしたね。

原田 そうです。このドリルについては前回も詳しく説明しているので先へ進みますね。

GD フィニッシュがうまく取れなくてスライスになってしまう原因は他にもありますか? 自分の経験、感覚ではフィニッシュでアドレス時の前傾姿勢が起きてしまうとスライスが出るのが悩みなんです。

原田 では次回、その悩みを解決する方法を教えましょう。

●原田伝一( 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長)

はらだ・でんいち。1955年、横浜市出身。80〜82年、US・NGFインストラクターセミナー参加。ゴルフ指導者について研究を積む。83年、NGF日本ゴルフ財団チーフインストラクター就任。2010年、一般社団法人 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長に就任。数多くのレッスンプロを世に送り出している。

撮影協力/ 世田谷ゴルフスクールTAJIMA、梅里CC、ENゴルフレンジ、東名CC

ドライバーでスライスを解消する方法


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