「飛ばないボール」を巡ってはまだ一波乱あるかもしれない……。
画像: 画像はイメージ(生成AIで作成)

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ゴルフルールを統括するR&AとUSGA(全米ゴルフ協会)は、このほどゴルフボールの新たな適合規則(通称“飛ばないボール”ルール)を、2030年からすべてのゴルファーに対して一律で適用する変更案を提案した。2023年12月の当初の発表では、エリートレベル(プロの大会など)で2028年から、一般ゴルファーは2030年からという段階的な導入が予定されていたが、今回の提案によりエリートレベルでの施行が2年先送りとなり、プロもアマチュアも2030年から同時に新規則が適用されることとなる。

この提案を両統括団体は「幅広い利害関係者からのフィードバックを考慮したうえで」と、複数の利害関係者から懸念を表明されたことを明かしている。さらに「製造会社に完全な生産ラインを開発する時間を認めること、また小売店やゴルファーが在庫を使い切ることができるようにすることを意図したから」と説明したが、関係者の声を受け、再検討をせざるを得なくなったのだろう。

一方で、ボール製造会社に対しては新たな総合飛距離基準(ODS)に基づく適合性テストのための開発は今後も維持することを提案。現行規則に基づき作られたボールの審査は27年10月6日まで受け付けられ、適合テストを通過した製品は29年いっぱいまで使用できる。新しい規則に基づくボール適合審査の受け付けは今年10月7日に始まる。

「飛ばないボールは絶対に採用しなければ。このままでは両団体が進めるプレーファストができません。パー4でもティーで待たなければならない現況ですし、世界の歴史ある名門コース、例えばセントアンドリュースでさえ試合ができなくなる状況が迫っていますからね」(TV解説者、タケ小山氏)

新基準に適合したボールは世界的ロングヒッターが打つと平均飛距離が13〜15ヤード落ちる計算になるという。

これまでは飛ぶボールの開発に心血を注いできたメーカーは、今度は飛ばないボールを作るために多くのトッププロたちと協力して、テストしているのが現状である。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年4月14日号「バック9」より

23年には「プロは28年、アマは30年」と発表


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