米プロゴルフ選手権はコースの難しさに選手から不満が噴出したが、何事もなく穏便に終了した。その裏にあった選手の行動規範を示した新ルールとは?
画像: 全米プロ主催のPGA・オブ・アメリカ(写真/大会提供)

全米プロ主催のPGA・オブ・アメリカ(写真/大会提供)

アロニミンクGCのロッカールームには14項目に及ぶ「許容できない行為」の例を記した紙が張り出された。主催のPGA・オブ・アメリカの競技責任者ケリー・ヘイグ氏によると、4大メジャーと主要ツアー間の協力によって新たなルールが導入されることになったという。

今年のマスターズでセルヒオ・ガルシアがティーショットに腹を立ててドライバーをへし折り、初の警告を科されてから1カ月。マスターズではロバート・マッキンタイアも打球をクリークに打ち込み中指を立てて物議を醸した。

昨年の全米オープンではローリー・マキロイがティーマーカーを破壊。ウィンダム・クラークは歴史あるオークモントのロッカーを破損。彼は昨年の全米プロでも投げたドライバーが看板を直撃しシャフトを折った“前科”がある。

これらプロゴルファーにあるまじき行為に警告を与え、2度目に違反した場合は2罰打、3度目の違反で失格とするのが新ルールだ。GOLF.comの記者、ショーン・ザックが入手したメモによると、違反行為には「大声で下品な言葉を発する」「わいせつな意味を持つジェスチャー」「用具の乱用=破壊行為」「看板やティーマーカーなどを故意に破壊」「観客や競技に関わるすべての人への侮辱的、中傷的、攻撃的な発言」が含まれ、選手はキャディの行動にも責任を持つ。

中にはヘッドホンで音楽を聴くことやアルコール&薬物禁止の項目も。帽子はツバを前にしてかぶる指示まである。

メジャー主催者は行動規範に合意したがPGAツアーはまだ方針を示していない。

全米プロではイライラを募らせながらクラブを叩きつけるなどの違反行為はなかったが、スタート時間に1分遅れたとしてギャリック・ヒーゴが2罰打を受け予選落ち。「遅刻になると分かっていたら、遅れなかった」と怒りをあらわにしたが、それはコース外でのコメントだった。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月9日号「バック9」より

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