基準ヘッドは9.0度、データは実測値です
460ccに感じないシャープな顔
ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが9.0度、シャフトは「TENSEI BLUE55」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。
スクエアフェースで素直に構えやすい
クラブ長さは45.0インチと標準的です。一方でクラブ重量が309.1グラムとやや重いので、クラブの振りやすさの目安となる、クラブ全体の慣性モーメントが290万g・㎠とやや大きくなっています。計測数値のみで推察すると、ドライバーのヘッドスピードが、44〜45m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。
ヘッド形状は兄弟モデルの「JPX ONE」の丸型とは異なり、横幅が狭くトウ〜ヒールが長い縦長形状です。さらにシルエットは三角形で、全体的にシャープなプロモデル感があります。

左から「JPX ONE セレクト」、「JPX ONE」
実際に試打したところ、アドレスではきれいなスクエアフェースで、ストレート系弾道のイメージが湧きます。さらにリアルロフトが立っているという理由もありますが、FP(フェースプログレッション)値が小さいので、ボールをつかまえながら、低い弾道で飛ばすイメージも伝わってきます。
試打シャフトは適度なしっかり感があり、インパクトの再現性も高く、ヘッドスピードが42〜43m/sくらいのゴルファーでも十分扱えそうです。またインパクト音は兄弟モデルよりも、やや落ち着いた感じです。
重心距離がやや短く、重心深度も浅めに設定され、打点ズレの強さは狙っていない重心設計です。またヘッドの操作性を判断できる、ネック軸回りの慣性モーメントがやや大きい程度に抑えられています。兄弟モデルと比較するとよりインテンショナルに弾道を操作できます。
兄弟モデルの「JPX ONE」よりも操作性を重視した設計になっている
リアルロフトが厳しく、フェースプログレッションも小さいので、ボールを上げるのは難しいですが、上手くミートできればランを稼げるでしょう。パワーがあるゴルファーにいいでしょう。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月9日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より







