今回は、今シーズンすでに2勝、トップ10入り7回と絶好調の桑木志帆が使用するブリヂストン「BX1LS ドライバー」をピックアップ。シリーズ共通の“バイティングフェース”と呼ばれる凹凸のあるミーリング加工がフェースに施されており、ボールが滑らずにしっかりと食いつくことで、安定性と飛距離性能を高めたモデルだ。クラブ設計家の松尾好員氏と共に、その性能をひも解いた。
基準ヘッドは9.0度、データは実測値です
画像: 【試打クラブスペック】●ロフト角/9.0度 ●ライ角/57.0度 ●ヘッド体積/455cc ●価格(税込)/9万3500円※すべてメーカー公表値

【試打クラブスペック】●ロフト角/9.0度 ●ライ角/57.0度 ●ヘッド体積/455cc ●価格(税込)/9万3500円※すべてメーカー公表値

ロフトラインナップは9.0度のみ!

GD 今回はブリヂストン「BX1LS」ドライバーを分析していただきます。過去に同シリーズの兄弟モデルに当たる「BX2HT」、「BX1ST」を紹介しましたね。

松尾 そうですね。最初に2モデルのおさらいをしていきましょう。
 
まず「BX2HT」から見ると、ライ角が61.5度のかなりアップライトな値で、さらにフックフェースでつかまり顔でした。
 
フェース面上の重心位置はヒール寄りのドローバイアス。そしてヘッドの慣性モーメント(以下、ヘッドMOI)が5215g・㎠と大きくされていることで、ミスヒットに強い性能になっていました。

※ヘッドの慣性モーメントの標準値:4600〜4799g・㎠

画像: 「BX2HT」はミスに強いつかまり性能を持ったモデル

「BX2HT」はミスに強いつかまり性能を持ったモデル

GD 「BX2HT」はクラブのサポートを借りながら、安定したドローで飛ばせるクラブでしたね。

松尾 はい。逆にやさしさを高めていた「BX2HT」とは打って変わり、「BX1ST」は実測のヘッド体積が435ccと小ぶりな見た目。
 
さらに重心距離が38.3ミリとやや短く、重心深度は36.6ミリと非常に浅い設定。ヘッドMOIが4459g・㎠とやや抑えられているので、やさしさを売りにしたモデルではありません。
 
一方で操作性を判断できる、ネック軸MOIが6680g・㎠と小さいのが特徴の操作性が高いモデルでした。

※重心距離の標準値:39.0〜40.0ミリ
※重心深度の標準値:39.0〜40.0ミリ
※ネック軸回りの慣性モーメント:7000〜7299g・㎠

画像: 「BX1ST」は小ぶりな顔つきで操作性の高さが特徴

「BX1ST」は小ぶりな顔つきで操作性の高さが特徴

GD 同じシリーズ内ではっきりと対象ゴルファーのすみ分けがされていますね。「BX1LS」はどんな性能ですか?

松尾 兄弟モデルよりも、さらに上級者向けの性能と言えそうです。
 
重心距離が37.7ミリ、重心深度は35.0ミリと「BX1ST」よりもさらに短く、浅くされています。またヘッドMOIもより小さく、ネック軸回りMOIもさらに抑えられています。

画像: 「BX1LS」は小ぶりながらも、ややヘッドに丸みを持たせた形状になっている

「BX1LS」は小ぶりながらも、ややヘッドに丸みを持たせた形状になっている

GD まさにツアーモデルですね。

松尾 そうですね。さらにロフトラインナップが9.0度のみという部分も加味すると、280ヤード打てるくらいのパワーが無いと、扱うのは難しいと思います。
 
ただ言い換えれば、小さいロフトと浅い重心、そして203.2gという重たいヘッドの組み合わせから、初速を出しやすいドライバーです。

GD 「BX1ST」と似たデータにも感じます。「BX1LS」の選び方の基準はどこになりますか?

松尾 「BX1LS」は低スピンに鋭く飛ばしていけるドライバーです。しかし小さなロフト設定も相まって、自力でボール高さを上げられるパワーが必要ですし、ミスに強いわけでもありません。
 
ですから、正確なミート力と平均のヘッドスピードが47m/sあたりは必要になると思います。


This article is a sponsored article by
''.