「みんなのゴルフダイジェスト」のフォロワーの間で根強い人気を見せているのが、4スタンス理論に関する記事である。そこで、今回は4スタンス理論とはどのようなものなのか、あらためて追いかけてみることにしよう。10回目は今季2勝を挙げ、現在世界ランキング3位にランクインしているキャメロン・ヤングを解説してもらった。※2026年7月2日時点
画像: トップでの独特な間が特徴的なキャメロン・ヤング(写真/岩本芳弘)

トップでの独特な間が特徴的なキャメロン・ヤング(写真/岩本芳弘)

キャメロン・ヤングにみる「B2タイプ」の決定的な動き

今回は、今季2勝を挙げ、世界ランキング3位にランクインしているキャメロン・ヤング選手を見ていくことにしましょう。ゆったりとしたバックスウィングから放たれるダイナミックなショットが魅力のヤング選手ですが、彼はスコッティ・シェフラー、ブライソン・デシャンボー選手などと同じB2タイプです。

画像: ダウンスウィング(写真左)からフォロー(写真右)まで前傾姿勢が変わらない

ダウンスウィング(写真左)からフォロー(写真右)まで前傾姿勢が変わらない

まず、飛球線後方からスウィングを見ると、すべてのショットにおいて、フィニッシュまで前傾角度が保たれていることがわかります。これは、クロスタイプ(A1とB2)の特徴です。次に、ドライバーショットを体の正面から見ると、かなり右足に圧のかかった状態でインパクトしていることがわかると思います。これはBタイプの特徴で、結果としてヤング選手がB2タイプと判断できるというわけです。

画像: 両足でしっかりと地面を踏み、その出力が抜けることなくインパクトを迎えている(撮影/岩本芳弘)

両足でしっかりと地面を踏み、その出力が抜けることなくインパクトを迎えている(撮影/岩本芳弘)

ヤング選手の魅力は、ひざを柔らかく使い、脚の力をなめらかに体幹部へと伝え、効率よくエネルギーを生み出しているところにあります。両足でしっかりと地面を踏み、その出力が抜けることなくインパクトを迎えています。それがスウィング全体に、力強さ、ダイナミックさを与えるとともに、安定したショットを生み出しているのです。

画像: バックスウィング(左)では左ひざが前に、ダウンスウィング(右)では右ひざが前に来ている。この動きをB2タイプのプレーヤーは参考にしてほしい

バックスウィング(左)では左ひざが前に、ダウンスウィング(右)では右ひざが前に来ている。この動きをB2タイプのプレーヤーは参考にしてほしい

同じB2タイプの人に注目してもらいたいのは、ひざの動きでしょう。飛球線後方から見るとわかりやすいと思いますが、ヤング選手はバックスウィングでは左ひざが前(ボール方向)に動き、ダウンスウィングでは右ひざが前に動いています。このひざを前に前に使う動きは、B2のプレーヤーがその人が持つパフォーマンスを発揮するうえで、重要なポイントになるので、ぜひ参考にしてもらいたいのです。

画像: 重心の移動を強く意識する傾向があるという(撮影/岩本芳弘)

重心の移動を強く意識する傾向があるという(撮影/岩本芳弘)

基本的に、クロスタイプのB2は、パラレルタイプ(A2とB1)に比べ、重心の移動を強く意識する傾向があります。ただ、そのときに重心移動を意識するあまり、ひざが左右に流れてしまう(バックスウィングで左ひざが右に流れ、ダウンスウィングで右ひざが左へ流れる)と、出力が抜け、クラブが暴れ、飛距離、方向性ともに失う危険があるので注意しなくてはいけません。

たとえば、ここ一番の大事な場面や、飛距離がほしいときなどに球が曲がるB2タイプのプレーヤーは、ひざが左右に流れているかもしれません。そんなときは、ヤング選手のひざの動きを参考にしてもらうと、よい結果につながるのではないでしょうか。

画像: 26年キャデラック選手権でのキャメロン・ヤング

26年キャデラック選手権でのキャメロン・ヤング

写真/岩本芳弘

▶第1回「4スタンス理論を詳しく説明! あなたのタイプの見つけ方」を読む

A1タイプ

A2タイプ

B1タイプ

B2タイプ


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