PGAツアーはいよいよ年間王者を決めるフェデックスカップ・プレーオフシリーズが開幕する。第1戦「フェデックスセントジュード選手権」に、日本からはポイントランキング20位の松山英樹や久常涼が参戦するが、もう一人、ゴルフ界の熱い視線を浴びて現地入りした若武者がいる。先週のレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」を劇的な逆転で制した24歳のマイケル・ブレナンだ。大会前のポイントランキングは105位。そこから一気に47位へとジャンプアップを果たし、エリート70人のみが参戦を許されるプレーオフへの切符を勝ち取った。優勝決定直後の18番グリーン上で、駆け寄ってきた母親から「あなた、これで来年のマスターズに行けるのよ!」と告げられ、初めて優勝特典の大きさに気づいて歓喜を爆発させた。実は2026年シーズンのPGAツアーでは、ジャクソン・コイブン(3Mオープン/21歳)、マイケル・ソービヨンセン(ロケットクラシック/24歳)、そしてブレナンと、「3週連続で25歳以下の若いチャンピオンが誕生」する歴史的なユースムーブメントが巻き起こっている。その新時代を象徴する24歳が、夢見心地の余韻に浸る間もなく、プレーオフの舞台である灼熱のメンフィスに降り立った。
