※基準ヘッドは10.5度、データは実測値です
ヘッドスピードが40m/s未満でも大丈夫!
ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが10.5度、シャフトは「FT-dM(5dm)」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。
ネック軸回りのMOIが大きくオートマチックに飛ばせる
クラブ長さは45.13インチ、クラブ重量も297.5gと共に標準的ですが、スウィングウェイトはC8.5と軽い設定なので、振りやすさの目安となるクラブ全体のMOIは282万g・㎠とやや小さくなりました。
計測数値のみで推察すると、ドライバーのヘッドスピードが40m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。
ヘッドの見た目は「フォーティーン」らしくオーソドックスな形状ながらも、時計の文字盤で言うところの1〜2時方向に張り出し感があり、フックフェースが好きな人は素直に構えやすく感じるでしょう。

オーソドックスな見た目ながらも、ヘッド後方がストレッチされている
実際に試打したところ、アドレスでは強めのフックフェースとアップライトなライ角により、球がつかまるイメージが出ています。また、シャローフェースで球が上がりやすそうな印象ですね。さらに、この標準シャフトは“ワンフレックス”の設定でかなり軟らかめですが、素直なしなり感でインパクトが安定するので、ヘッドスピードが37〜38m/sくらいのゴルファーでも十分に扱えるでしょう。
重心距離が非常に長いですが、重心深度はやや浅く設定されているので、とくに大きなヘッドMOIを狙った設計ではないことがわかります。

重心距離が非常に長いのも特徴だ
ややシャローフェースでありながら、オーソドックスな重心高さで適度なスピンが入るぶん、弾道が比較的安定しました。そして、ネック軸回りのMOIが大きいので、基本的にダウンスウィングでヘッドの返りが遅くなっています。ですが、ヘッドとシャフトのマッチングが良く、素直に振りやすく、ストレート系の弾道で飛びました。
フェースの反発性能は標準的ですが“スウィングウェイトが小さくて振りやすい”ことが特徴のドライバーです。最近ちょっと振りが鈍くなってきたと感じるシニアにも良さそうですね。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月22日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より






