「老若男女の生涯スポーツ」から「科学的健康法」へ
10月3日(土)・4日(日)、大東文化大学の板橋キャンパスで「ヘルスコミュニケーションウィーク2026(HCW2026)」が開催されます。今回は、ゴルフと健康に関する発表もあるということで、この場でご紹介したいと思います。
近年、世界的にゴルフと健康に関する研究は増えており、これまでの「老若男女がともにできる生涯スポーツ」というゴルフの魅力が、実際にエビデンスをともなって紹介されることも増えました。こういった動きこそ、ゴルフが障害を持つ方も含めて“インクルーシブに”楽しめるスポーツだということを周知するために必要なものだと思います。
今回、日本障害者ゴルフ協会の専任ドクターを務める平尾磨樹先生(医師・大東文化大教授)と同協会のクラス分け委員を務める中山侑哉先生(理学療法士)が、下記の発表を予定しています。
【平尾磨樹先生:シンポジウム発表】
日時:10月3日(土)10:50~12:20のシンポジウム内
会場:A会場(1号館1-0301教室)
演題:「ゴルフを通した健康増進 ―運動の価値を伝える健康支援―」
「打ちっぱなしでの運動強度や、障がいのあるゴルファーのラウンド中の身体活動、地域の高齢者を対象としたゴルフを用いた健康づくりなどについてお話しする予定です」(平尾先生)

大会ポスター。AI関連に興味がある方にも面白そうな内容です
【中山侑哉先生:一般演題口演】
日時:10月4日(日)10:40~11:55のセッション内、3演題目(O4-3)
会場:B会場(1号館1-0201教室)
演題:「片麻痺のある障がい者ゴルファーの大会中活動量と競技スコア:4例の個人差に着目した探索的検討」
「ゴルフを生涯にわたる健康づくりにどう生かせるか、また、障がいがあってもゴルフを楽しみ続けることの意義について、皆様にも関心を持っていただける内容ではないかと考えております」(平尾先生)
ゴルフと人生の質(QOL)を高める知識をその手に
平尾先生たちは共同で、ゴルフ練習を身近で継続しやすい身体活動としてとらえ、運動強度や身体活動量等を明らかにし、健康づくりやウェルビーイングへの活用可能性を検討する研究をされています。
以前より「ゴルフは片麻痺のある方のリハビリや社会参加の機会となり得る」と語る中山先生は、片麻痺ゴルファーの大会中の活動量データとスコアの関連を可視化することで、今後への示唆を得る研究に取り組まれています。
本大会は、日本ゴルフ協会および日本障害者ゴルフ協会が後援しており、ゴルフ界にとっても有益な話を聞くことができるはずです。一般の方も参加可能ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(一般参加は非会員1万1000円で、参加登録が必要となります)

平尾先生の研究はこれからも続きます。研究参加者も募集しているとのこと。希望者はぜひ!


