日本一のグリーンを
造りに六甲国際に
やってきた②
2015年日本オープンの舞台になった六甲国際ゴルフ倶楽部のグリーンキーパーを勤める橋本康弘さんに迫ったノンフィクションの第2回目。
全員で力を合わせ
最高の舞台に整備する
橋本は43歳で六甲国際GCのグリーンキーパーになったが、ゴルフ場に勤務して、コース管理の仕事に携わるようになったのは、30歳を越えてからだという。そこまでの経緯が少々、変わっている。
「出身は九州最西端の五島列島で、幼少の頃に兵庫へ越してきました。会計事務所のバイトで経理を学んだ後、21歳で人材派遣会社を起業。25歳からは神戸でショットバーと画廊を開き、経営をしていました。
ところが、30歳のときに起きた阪神淡路大震災...