日本のゴルフ史「113年」をタイムトラベル③/第一次ゴルフブーム到来!「輪厚」「龍ヶ崎」「武蔵」「狭山」名コースが続々誕生
昭和29年後半から昭和32年まで続いた爆発的な好景気は初代の神武天皇(紀元前660年)以来、経験がないという意味で“神武景気”と名前がつけられた。その背景は朝鮮動乱の特需によるものだ。
昭和33年から昭和36年の4年間は、先の神武景気の31カ月を上回る好景気期間が42カ月続いたことから、神武天皇よりさらに遡り「天の岩戸に隠れて以来」の好景気ということで“岩戸景気”と呼ばれた。
カナダカップ優勝により湧き起ったゴルフブームは、試合が昭和32年10月下旬の出来事だったことから、実質として昭和33年以降の現象になる。
神武・岩戸の好景気により、サラリーマンなどの収入が増加し、国民に「中流意識」...