【名コース、名ホール】
井上誠一の戦略性にトム・ワトソンも舌を巻いた。「湘南カントリー倶楽部7番ホール」
メジャー8勝、米ツアー39勝という戦績を残し、1988年には世界ゴルフ殿堂入りを果たしたトム・ワトソン。特にショートゲームの光る技巧派として知られる彼が、84年の日米ゴルフ対抗戦(現在のABCチャンピオンシップ)で来日した際に回った湘南カントリー倶楽部7番ホールのコース設計を絶賛した逸話があります。
写真は1984年、全英オープン5勝目を挙げた翌年、ワトソンが総武カントリークラブ総武コースで開催された日米対抗ゴルフ選手権で優勝した時のもの。PGAツアー賞金王の年、脂の乗り切ったワトソンが舌を巻いたのが、わずか330ヤードにも満たないパー4だったのです。
ワトソンはティグラウンドから約22...