ニクラスを下し栄冠に輝いたトム・ワトソン。「私のゴルフをワンレベル上に押し上げてくれた」【レジェンドたちの全米オープン・1982年】
帝王と呼ばれたジャック・ニクラスの背中を追いかけてきたトム・ワトソンが「ジャックを抜いた」と実感した瞬間がある。それは1982年ペブルビーチGLでおこなわれた第82回全米オープンである。最終日の上がり2ホール連続バーディでニクラスに2打差をつけ初の全米オープン戴冠(メジャー通算6勝目/通算8勝)を果たしたことは彼とって特別な意味があった。今年、トム・ワトソンをはじめ全米オープン覇者4人と会う機会を得た筆者が彼らから直接聞いた話をお届けしよう!