【全米オープンの死闘】Vol.3
AOKIのパットは東洋の神秘!
「4日間アンダーで行ける」――この思い入れ通り、青木の快進撃は続いた。ショットの安定性も“番狂わせ?”の要因だが、小技の冴えがバルタスロールという難コースに討ち勝っていた。2日目の13番からの6連続1パットが如実に物語っている。
13、14番と1メートル、5メートルを沈め16番では10メートルのアップヒルの、フックしてスライスするという難しいラインを読み切っている。グリーンを外し、ピンチに立たされた15番では8メートル、17番では4メートル、18番でも1メートルのパットを沈め、パーをキープ。まさに、“青木ゴルフ”のオンパレードである。
グリーンはガラスの様に速い。しかも、アンジュレーショ...