話題のギアを徹底試打する企画「全力試打ギア王!」。今回は、ツアープロにも愛用者が多いタイトリストのユーティリティ「816 H1」と「816 H2」の2本を打ち比べてみた。さっそく、見てみよう!

「816 H1」と「816 H2」何がどう違うの?

「ロングゲームに強くなりたい」という声を受けて開発したユーティリティが、タイトリストの816Hシリーズ。ソール面積が広くミスヒットを防ぐことができ、高弾道で飛ばすことができるのが「816 H1」。やさしさはそのままに中弾道で飛ばしたいゴルファー向けに開発されたのが「818 H2」。とそれぞれ飛ばしたい弾道でクラブを選べるようになっているのだ。

画像: 両モデルともロフトは23度。シャフトは純正のフジクラ社製 MCI 70(S)を使用

両モデルともロフトは23度。シャフトは純正のフジクラ社製 MCI 70(S)を使用

FWからの流れで選ぶなら「816 H1」

第一印象は構えやすく、やさしい。構えた時にフェースが見えるから安心感もある。アドレス時にフェースが左を向き過ぎて引っかけるような心配もない。使用しているプロには、昨年賞金王のキム・キョンテなどがいる。

画像: フェースも丸くウッドに近い形状になっている

フェースも丸くウッドに近い形状になっている

無理にダウンブローに打ち込む必要はなく、ソールの広さを使ってレベルに振れば、ボールは高弾道で飛んでいってくれる印象。打感も軟らかく、見た目も大きいので、フェアウェイウッドからの流れでUTを選ぶ人には「816 H1」がオススメだ。

画像: 構えたときにフェースが適度に見え、弾道をイメージしやすい

構えたときにフェースが適度に見え、弾道をイメージしやすい

アイアンからの流れで選ぶなら「816 H2」

「816 H2」は「H1」と比べるとシャープ。アイアンに近い感覚で打てるからターゲットをしっかりと狙っていけそうだ。打球音もこっちの方が少し高い音がする。使用しているプロにはPGAツアーで活躍中のケビン・ナがおる。

画像: 「816 H1」よりもフェースが小さくシャープな印象

「816 H1」よりもフェースが小さくシャープな印象

見た目もそうだが、打感も含めてすべてがシャープだ。これならラフに入ったときにも「抜けの良さ」を期待できそう。小ぶりなヘッドが好きでアイアン感覚で打ちたい人にマッチする。アイアンの延長にUTを考える人にはうってつけだ。

画像: 丸顔だった「816 H1」と比べ、アイアンに近いシャープな形になっている

丸顔だった「816 H1」と比べ、アイアンに近いシャープな形になっている

“地面”からでも“ティアップ”にも対応するシャフト「MCI 70-S」

今回試打したのはメタルコンポジットシャフトとして人気のフジクラの「MCI」で重さは70グラム。先端に金属箔が積層で入っているので、重量としなりのバランスが絶妙で暴れが少ない。程よく走るから地面からでもボールを拾いやすくユーティリティによくマッチしている。

画像: フジクラ「MCI 70グラム(S)」

フジクラ「MCI 70グラム(S)」

動画はこちらから

画像: 全力試打!ギア王 「タイトリスト 816H1 816H2」 www.youtube.com

全力試打!ギア王 「タイトリスト 816H1 816H2」

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