2016年のQTをトップ通過し、チャレンジツアーで早くも1勝を挙げるなど、鳴り物入りで2017年のツアーフル参戦となる期待の新人・星野陸也。平均飛距離300ヤードを誇る弱冠20歳の星野だが、クラブ選びは意外にも「数字」より「感覚」を大切にしているという。そんな彼の相棒たちとは?
弾道を打ち分けたいから、「小ぶり」ヘッドが好み
186センチの長身から繰り出す飛距離は、平均300ヤードを誇る星野陸也。そんな彼のクラブに対するこだわりはどこににあるのだろうか。
「高い球、低い球、フック、スライスと弾道をいろいろ打ち分けたいので、操作しやすい小ぶりなヘッドが好きです。あと、フェースローテーションを多く使うタイプなので、その辺りも小ぶりヘッドが好きな理由なんです」(星野)。
また、見た目に関しても聞いてみると、
「やはり『クセ』がないのが好きですね。ウッドからアイアンまで、構えたときのフェース面は真っすぐで、小ぶりに見えないと使えません。振っても左に飛ばない、そういう安心できる見た目のヘッドが好みなんです」
クラブ選びは、「数字」よりも自分の「感覚」を大切に
データ重視の時代ではあるが、星野は数字よりも自分の感覚を大事にしていると言う。
「打ったときの感覚が7割で、あとは見た目ですね。重視しているのは“振りやすさ”です。データでは、自分のスウィングとクラブのマッチングがいまひとつでも、自分の感覚として『すごく振りやすい!』と感じるものが中にはあります。いま使っているドライバーがいい例で、クロカゲのシャフトは最初、データ上は合わないと出ていたのに、振ってみるとクセがなくてとても振りやすかったんです。10ヤードも飛距離が伸びた、という結果も出ました」
データ上の数字よりも、自らの感性を信じて選んだ14本の相棒と共に、期待の大型ルーキーは今季初優勝を目指す。
※詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト2017年5月9・16日号「pro's spec」をチェック!