パー3のティショット。ティアップしてスタンスをとったところ、なんだか地面が盛り上がっていることに気が付いた。これではクラブが当たりそうだから、地面を平らにならしていいわよね?
「よ~し、絶対グリーンオンさせるわよ!」闘志をメラメラと燃やしながら挑むパー3のティショット。狙いを定めて念入りにティアップし、スタンスを取ったところ……。
「あら? ここの地面が盛り上がっているわね。せっかく集中したいのに、これでは芝にクラブが当たりそう。気になってしっかり打てないじゃな~い!!」
「やっぱりこのままじゃ気になるから、地面をならすわね」
「おーーっと、それは待った! ゴルフはあるがままで打つのが基本よ。スウィングが当たりそうな後ろの芝を踏んでならしたら、どう考えても『スウィング区域の改善』になるわよね。気になるならティアップする場所をズラせばいいじゃない」
「なに言っているのよ! ここはティグラウンドよ。たしかにほかの場所でこれをやったらスウィング区域の改善とみなされるけど、ティグラウンド上だけは別よ。盛り土をしたり凸凹を直したりしてもまったく問題ないはずじゃない」
さて2人の主張、正しいのはどっち?
ティアップ後に地面を均した
※週刊ゴルフダイジェスト5月23日号「ゴルルとルール」より(監修・小山混)