パー5や長めのパー4のセカンドで使うことの多いユーティリティ。やさしいクラブだが、左足下がりとなれば話は別。もっとも難しく、ミスが出やすい左足下がりのUT術を、「アドレスが大切」と話す芹澤大介プロに教えてもらった。

まずはアドレス! 下半身と上半身で「向き」を変える

「左足下がりは傾斜なりにヘッドを動かさなくては、ボールに当たらないので、アドレスの構えがとても重要です。腰から下は傾斜なりで、腰から上は真っすぐにするのがポイントです。体全体を傾斜なりにすると、左に倒れそうで振れません。逆に体全体が真っすぐだと、ヘッドを入れるスペースが狭くなり、ボールをとらえづらくなります」(芹澤、以下同)

画像: ボールは体の真ん中、スタンスはややオープンに

ボールは体の真ん中、スタンスはややオープンに

体重移動は不要。左足体重をキープしたまま振ろう

「左足下がりは当然、左足に多く体重がかかります。スウィング中は、その重心位置を動かさないように、体重移動せずに振ります。ヘッドは傾斜なりに上から下に動かします。インパクトで左ひざが伸びると、ボールに届かなくなるので、フォローまで左ひざの伸びをガマンしましょう」

画像: 傾斜なりに振っていく

傾斜なりに振っていく

「ヘッドの最下点でボールをとらえやすいように、ボール位置は真ん中。また、スタンスをオープンにすることで、フォローサイドを広くして傾斜なりに振りやすくします」

傾斜のなかでももっとも難しい左足下がりだが、難しいとわかっていてもしっかり距離も出したい状況はコースに出ればいくらでもある。アドレスと打ち方に注意して、ユーティリティでしっかり距離を出していこう!

写真/増田保雄

(週刊ゴルフダイジェスト2016年5/24号より抜粋)

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