打ったショットが残念ながらバンカーへ。ボールの元へ駆け寄ったら、砂で足元がすべってバンカー内で転びそうになってしまった……! とっさにクラブを杖がわりにして転倒は免れたのだけれど、この行為ってまさかルール違反なの!?
グリーンオンを狙う大事な第3打。しっかり乗せたいところだったのに、まさかのザックリ……。打ったボールはあえなくバンカーへ入ってしまった。「あ~ん、バンカーだけには入れたくなかったのに~~!!」
ボールの元へ行こうとしたら、砂で足元がすべって転びそうになっちゃった! 「あっ、危ない!」「おっとっと! あっ……!!」
とっさにクラブを杖がわりにして体を支え、転倒は免れたけれど……。
「ちょっと待ってください。いま、クラブが思いっきり砂に触れましたよね。バンカーはハザードですから、打つ前にクラブや手で砂に触れるのは絶対NG。転ぶのを避けるためだったので仕方ないにしても、ちゃんとペナルティは払わないとダメですよ!」
「もちろん、バンカーの砂に触れちゃダメなのは知っているわ。でも今のはただ危険を避けるためにやっただけで、別に砂質をテストする意図はなかったわけだし、ペナルティの対象にはならないんじゃない?」
さて2人のジャッジ、正しいのはどっち?
バンカーでクラブを杖がわりにした
※週刊ゴルフダイジェスト6月20日号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混)