大きく曲げてしまったティショット。ボールはかろうじて障害物の上で止まってくれたみたい。でもここからでは打てないのでドロップしたところ、ボールが救済の範囲より外に出てしまった! こんなとき、どうすればいいの?
ティショットは左に曲がってしまったけれど、ボールは障害物のおかげで幸運にもセーフ! 「よかった~、よく止まっていたわよね。じゃあ、救済しまーす!」
「ニヤレスポイントから1クラブの範囲(写真白部分)にドロップするのよ!」
「オッケー! でもちゃんと止まるかしら……? えいっ!」「あっ……!!! ボールが救済の範囲より外に転がって出てしまったわ」
「動かせない障害物からの救済は、『ニヤレスポイントから1クラブ以内でピンに近づかない場所』にドロップするのよね? その範囲より外側にボールが転がり出てしまった場合は、確か再ドロップの必要があるのよね」
「ちょっと待って! ドロップの範囲は『ニヤレスポイントから1クラブ以内』というのは正しいけれど、ドロップして地面に落ちたボールが転がっていい範囲は2クラブまでよ。いまの場合は、2クラブ以内で止まったから、拾い上げちゃダメじゃない」さて正しいは2人のうちどちら?
さて、2人のうち正しいのはどっち?
救済の範囲より外に転がった
週刊ゴルフダイジェスト6月27日号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混)