セカンドショットが右の林へ。落下地点へ向かうと、そこには泥まみれのボールがあった。汚れのせいで自分のボールかどうかわからないので、確認のために拾い上げて泥をタオルで落としたところ、同伴者から指摘が! 汚れたボールはどんな場合でもきれいに拭いていいんじゃなかったっけ? 
画像: 「たぶん、これが私のボールだと思うのだけれど……」

「たぶん、これが私のボールだと思うのだけれど……」

雨交じりのラウンド。2打目が大きく林の方へ行っちゃった! 3打目地点に行ってみると、そこには泥にまみれたボールが……。

画像: 「確認のため、拾いまーす!」

「確認のため、拾いまーす!」

「打った方向からすると、これが私のボールだとは思うんだけれど、泥がついていてこのままでははっきりしないわ。念のため拾い上げて確認させてもらうわね」。

画像: 「きれいに拭いていいのよね」。ゴシゴシ……。

「きれいに拭いていいのよね」。ゴシゴシ……。

「うわ~、べったり泥がついてしまったわ。これではボールにつけた私のマークもまったく見えないし……。全体の泥をきれいにすべて落とさないとダメね」。

画像: 「ちょーーーーーっと、待った!」

「ちょーーーーーっと、待った!」

「たしかに救済で拾い上げたボールはきれいに拭いてもOKですが、自分のボールかどうかを確認するために拾い上げた場合は別です。確認のために必要な最低限度の範囲しか拭いてはダメなんですよ!」

「救済を受けるために拾い上げたときも、ドロップする前にボールをきれいに拭いてOKよね。基本的に、ルールにのっとってボールを拾い上げたときは、どんな場合でもボールをきれいに拭くことができるはずよ」。

さて、この状況で正しい判断をしたのは、2人のうちどっち?

ボールをきれいに拭いてOK?

  • 拭いていいのは確認に必要な範囲のみ

    止まっている球が自分のものであると思うが確認できない場合、プレーヤーは確認のために、罰なしにその球を拾い上げることができる。その際、球を確かめる意思を同伴競技者に前もって知らせ、その球の位置をマークしなければならない。このとき、球の確認に必要な程度以上に拭いてはならない(規則12-2、規則21)。

  • どんな場合でもきれいに拭いてOK

    止まっている球が自分のものであると思うが確認できない場合、プレーヤーは確認のために、罰なしにその球を拾い上げることができる。その際、球を確かめる意思を同伴競技者に前もって知らせ、その球の位置をマークしなければならない。このとき、球の確認に必要な程度以上に拭いてはならない(規則12-2、規則21)。

  • 拭いていいのは確認に必要な範囲のみ
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    1748
  • どんな場合でもきれいに拭いてOK
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週刊ゴルフダイジェスト11/21号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真・加藤晶)

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