ウォーターハザード内にボールが入ってしまった! プレーはなんとかできそうだったので、救済を受けずにこのまま続行することにしたけれど、この場合ってクラブを芝にソールしてもOK? それともNG? ウォーターハザード内でのプレーについて、正しく理解していますか?

このままだと池に入っちゃう!!
セカンドショットが思いがけず池のほうへ……。「わー! お願い止まって~~!!」

「危なかった~! ギリギリセーフだわ!」
なんとかボールは赤杭エリアの中で止まってくれたみたい! 「よかったわ、助かった!」「これなら救済を受けなくても、このまま打てそうね」

「リカバリーショットは慎重に打つわよ~」
「このショットでなんとか挽回したいもの。このホール、ボギーで上がるわよ~!」 スッ……(クラブを芝の上にソールする動作)

ハザード内でソールしてるけど……?
「ちょっとー! ソールしちゃダメよ!」「えっ?」
「バンカーで砂に触れちゃダメなように、ウォーターハザードで打つ前に水にクラブが触れるのは確かにマズイわよね。でもウォーターハザード内の芝の上にあるボールを打つときは、ソールしても問題ないはずよ!」
「ウォーターハザード内では、打つ前にクラブや手で水に触れるのはもちろんダメだけれど、ハザード内の地面に触れるのも禁止されているの。そのまま打つのはいいけど、ソールだけはしないように注意しなきゃ」。
さて、2人のうち正しいプレーはどっち?
バンカーであるかウォーターハザードであるかにかかわらず、ハザード内にある球をストロークする前に、そのハザード内の地面やウォーターハザード内の水に自分の手やクラブで触れることは禁止されている(規則13-4)。今回のケースでは、ハザード内の地面にクラブで触れたので、2打罰が科せられる。
週刊ゴルフダイジェスト2018/1/9・16号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真・岡沢裕行)