いよいよ開幕が迫る全米オープン。早くも出場選手たちが現地シネコック・ヒルズGCに集結するなか、「~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ」で出場権を獲得した“シンデレラボーイ”秋吉翔太に直撃取材した!

「(松山とは)スタート前にラインの交換をしました」

「~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ」で見事初優勝を飾り、全米オープンの切符を手にした秋吉翔太。初めてのメジャー挑戦となる秋吉に、現地の雰囲気を聞いた。

「土曜日と今日(日曜日)では雰囲気が全然違います。来る選手も増えてきて。タイガー(・ウッズ)や(ジョーダン・)スピース、リッキー(・ファウラー)や(ジャスティン・)トーマスもいました。実は“生タイガー”は二回目なんです。小学生くらいの頃、ダンロップフェニックスを観戦しにいったときに見ました」(秋吉、以下同)

取材当日の日曜日は松山英樹、小平智とコースを回った秋吉。松山の印象を聞かれると「ショートゲームが上手かったです。スタート前にラインの交換をしました」とのこと。全体的にリラックスムードだ。

画像: 小平智(左)、松山英樹(右)と写真撮影をする秋吉(中央) 撮影/岡沢裕行

小平智(左)、松山英樹(右)と写真撮影をする秋吉(中央) 撮影/岡沢裕行

今年の開催コースとなるシネコック・ヒルズGCを回ってみた感想からも、秋吉の大物感が滲む。以下、コメントを列挙してみよう。

「テレビで観てるとすごいきれいじゃないですか。でも実際に自分の目で見ると、日本の方がグリーンはきれいだなと感じました」

「今日も結構フェアウェイにいっていました。ラウンドを回った感触では、あれだけフェアウェイにいけるなら戦えそうな気がします。ただ、ラフにいってしまうと難しそうですね。セカンドに関しても、フェアウェイに乗せられればなんとかなりそうですね」

「ここ(シネコック・ヒルズGC)ってグリーンは難しいし、ラフも長い、でもフェアウェイが大きいじゃないですか。でも、ミズノ(ザ・ロイヤルゴルフクラブ)のときはフェアウェイも狭かった。あそこでいい経験を積みました」

距離的には「ミズノの方が絶対にキツい」と秋吉。ミズノオープンでの経験は秋吉のなかで生きているようだ。国内最長のコースを制したことで、いい自信を持ってメジャーに挑めていることがうかがえる。それにしても、余計なお世話だが初メジャーに対して緊張や不安はないのだろうか。

画像: 平均297.13ヤードを飛ばして8007ヤードのモンスターコースを制し、全米オープンの切符を手にした秋吉(写真は2018年の~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 撮影/岡沢裕行)

平均297.13ヤードを飛ばして8007ヤードのモンスターコースを制し、全米オープンの切符を手にした秋吉(写真は2018年の~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤル ゴルフクラブ 撮影/岡沢裕行)

「今は全然ないです。でも緊張は絶対するでしょうね。普通の試合じゃないと思っているので。これが(初日の)木曜日にどう感じるかですよね。人もすごい多いだろうし。でもやっぱり、いっぱいギャラリーがいるところでいいショット打ちたいですよね。PGAツアーの歓声を聞いてみたいです」

そんな秋吉が楽しみなことは、「ビッグマネーです」という。

「やっぱり夢がありますよね。チャンスをつかんでいい順位になればそれだけの賞金がもらえるし、頑張った分(世界)ランクも上がります」

自らの技術を磨き上げ、試合で結果を出すことで大金を稼ぐ。日本の若武者がアメリカンドリームをつかめるか、注目だ。

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