スナイパーになって狙いを定める
トップ画像は2019年1月5日、千葉県内のゴルフ場で15時過ぎに撮影したもの。見ての通り、完全なる逆光で、相当打ちにくい。青木瀬令奈のキャディとコーチを務める大西翔太は、逆光だとターゲットがあいまいになりやすく、その分だけボールの行方がいつもよりも気になることから、ヘッドアップのミスが多くなると言う。
ではどうすれば逆光の中でもミスショットを防げるのだろうか。答えはシンプルで、「普段よりもターゲットに集中することがポイント」だという。
![画像: 1月のラウンドでは15時を過ぎたあたりから逆光でターゲットが見えにくくなった](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2019/01/07/e6f9834e08cf34e50fe9b78d9ac09489d35fd4f2_xlarge.jpg)
1月のラウンドでは15時を過ぎたあたりから逆光でターゲットが見えにくくなった
「逆光のときほど、眩しいのをちょっとだけ我慢して、スナイパーの気分になってターゲットをピンポイントに絞ってください。そうすることで脳にはっきりとターゲットが刻まれます。ターゲットと正対せずにボールを打つゴルフにおいて、飛んでいるボールを見るのはあくまでも打った後の動作。あそこに打つんだ、というターゲットに対する意識を持ちながら打つことが重要なんです」(大西)
眩しいからとターゲットがあいまいなまま打つのはミスのもと。眩しいのをちょっとだけ我慢して、まずはしっかりとターゲットを定め、その意識を保持したまま振り抜くことで、逆光時特有のヘッドアップを防げるという。
![画像: 狙いをしっかりと定めることで脳にターゲットイメージを植え付け、そのイメージをもったままショットすることでミスショットを防げると大西翔太は言う](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2019/01/07/72d4d94afefe6903b4a28d222d35957871cc30da_xlarge.jpg)
狙いをしっかりと定めることで脳にターゲットイメージを植え付け、そのイメージをもったままショットすることでミスショットを防げると大西翔太は言う
ただ、ターゲットイメージをはっきりと頭に描いても、やっぱり実際に打つとボールの行方は気になるもの。大西は「ボールを追うときの顔の向きにポイントがある」ともうひとつポイントを教えてくれた。
「顔の向きはできるだけ変えずに目線だけでボールを追ってください。この目線だけでボールを追うようにするだけでミート率は格段にアップするはずです」(大西)
![画像: フォローでは顔の向きは変えず、目線だけでボールの行方を追うようにしよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2019/01/07/b5e424f5fe5628b0dc44fbe1eb1c37da12b21ac3_xlarge.jpg)
フォローでは顔の向きは変えず、目線だけでボールの行方を追うようにしよう
冬ゴルフに付きものの逆光ショットの注意点。冬ゴルフの攻略法のひとつとして、覚えておいて損はなしだ。