いよいよ今週開幕するメジャー第二戦「全米プロ」。もっとも注目を集めるのは言うまでもなくマスターズでの劇的勝利の興奮がいまだ冷めやらぬタイガー・ウッズ。そんなタイガーの現地月曜日早朝に行われた練習ラウンドを、ゴルフカメラマン姉崎正が追った!

朝から小雨が降る中、8時20分過ぎに1番からスタートしたタイガー・ウッズは一人でハーフ9ホールをラウンドした。

先月のマスターズ以来の撮影になる。メディアセンターの電光掲示板にラウンドスタートを見つけ、急ぎ追うもこのコースは9番ホールが一番遠くにある、いわゆる『行ってこいコース』その上初めてのベスページ・ブラック。動線が不明、不案内のまま追いかける。

クラブハウスをぐるりとフェンスや塩ビの幕で遮蔽してあり、厳格なアクセスチェックがあるので、最短距離でスタートホールに行こうにも中々辿り着けない。

遠回りしながらも目指すはタイガー・ウッズ。

画像: 気温10度を下回る気候の中、二ット帽をかぶって練習ラウンドをしているタイガー・ウッズ

気温10度を下回る気候の中、二ット帽をかぶって練習ラウンドをしているタイガー・ウッズ

人垣が必ず作られるので、それを目指しての追跡。おっとり刀で向かい、8番ホールに人垣発見。ティショットを打ち終えた様子で、人々が動き出すのが見える。ようやく8番グリーンで捉えた。電光掲示板では複数選手とのラウンドの様に書かれていたが、選手は一人。

練習ラウンドを見守るギャラリーは、目測200人位か。当然ポリスやマーシャルも複数帯同。雨の月曜早朝ラウンドの為かギャラリーにとって絶好の観戦環境で、米国記者は一人二人いるもののカメラマンはゼロ。

このまま後11ホールの練習ラウンドに付くつもりで撮影を始める。8番グリーンでは奥のバンカー、左側からのアプローチ、パッティング、自らボールを放り上げての転がり観察。

コーチとおぼしき人と時折会話を挟みながらの丁寧なチェック。ニット帽を被り、防寒には余念なく。真剣な表情でのコースチェック。

9番ホール、ドライバーショットはフェアウェイ右、ティショットは一球のみ。コーチ(とおぼしき人)と会話しながらセカンドに向かう。セカンドは2球打ち、打ち終えると一人ウェッジを持ってグリーンへ歩む。

画像: 9番ホールで数球ボールを転がしてパター練習をしていた

9番ホールで数球ボールを転がしてパター練習をしていた

ギャラリーの数は先程より三割り増し。ムービーやスチールのカメラマンもチラホラ現れた。グリーン奥からのアプローチを左奥中奥と数発ずつ打ってからパターへ。小雨も止んできたが気温は上がらず、10度に満たない。

で、10番ティの様子を見ようと早めにティボックスで待つ。だが人々の、そして私の期待も虚しく9グリーンの練習を終えたタイガーは、迎えのキャデラックSUVに乗り込んでしまった。

これにて本日のタイガーは終了。ベスページ・ブラック一番奥でのミッション終了です。明日(現地時間)火曜日の午前10時から会見予定。あとは本人の言葉を聞きたいなぁ。

更なる獲物を求めて歩いて戻り…‥‥コースを見ながら歩くこと10分。おっ、あれに見えるはローリーとダスティンでは! 任務は続く。

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