松山・マキロイ・アダム組に、タイガー・小平・フリートウッド組。ペアリングも超豪華!
日本で開催されるPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」が明日24日からいよいよ開幕します。
それに先だち、今日23日水曜日はプロアマ大会が行われ、出場プロたちがスポンサーとプレーしておもてなししました。日本人選手では、松山英樹、石川遼、小平智の3選手が出場しました。
多数の組がショットガン形式で同時にスタートする日本ツアーのプロアマと違い、ZOZOチャンピオンシップのプロアマは午前の組と午後の組に分かれてスタートします。
午前の組はなんと午前6時の早朝からスタートしてスルーで回り、もう10時過ぎにはプレーを終えてしまいます。午後組も10時20分からスタートして同様にスルーで回るので、やはり15時前後にはプレー終了。プレー後のパーティや表彰式などもないので、そのぶんプロアマに参加する選手たちにも十分な練習時間があるんです。
プロアマも終わって明日からついに本戦が開幕するわけですが、試合を現地で観戦するにあたって、個人的なおすすめの観戦方法をお教えしましょう。
まず言っておきたいのは、特定の組について回るよりも、観戦しやすい場所を見つけて腰を据え、定点観戦するほうが観戦しやすいだろうという点です。
というのも、普段の日本ツアーとは比較にならないほど大勢のギャラリーが詰めかけ、しかも集客力の高い選手があちこちの組にいます。ですので、たとえばお目当ての組の1番のティショットを見たら2番のグリーンに先回りして待つ……ということをしようとしても、その2番のグリーンがすでに一杯で見やすい観戦スポットを確保できないのです。なら一気に5番まで先行すればと思っても、その5番もすでに混んでいるという具合です。
その点、いい定点スポットを見つければ、1カ所にいながら複数のシチュエーションを見ることができますし、選手たちの飛距離の違いや狙い方の違いなどを比較しながら見ることができます。
おすすめの定点スポットは、アウトコースでは8番ティのスタンドです。ここは8番のティイングエリアだけでなく7番のグリーンと9番のグリーンにも近く、さらには練習場まで視界に入ります。ここに陣取れば、朝から飽きることなくいろいろなものを見ることができるでしょう。
インコースでは12番と15番のティイングエリアの間でしょうか。この2つのティは隣り合っているうえ、どちらもドライバーを使う選手が多いホールなので、迫力のあるティショットを堪能するには最高の場所だと思います。
また11番パー5の2打目地点などは、フェアウェイが窪んで低い位置にあるのでコース脇から見下ろすように観戦できて見やすいと思います。ドライバーを使うホールの2打目地点は、各選手の飛距離の差や2打目の戦略などを比較しながら見ることができるので、実はおすすめなんです。
観戦の際、折りたたみ式の踏み台などがあると、視点が高くなり、人が多いエリアでも選手がよく見えます。ただし、傾斜地での使用は転倒の恐れがあるので十分注意してくださいね。また双眼鏡やレーザー式の距離測定器があると、ボールの着弾点からプレーヤーをチェックできたり、ショットの結果の確認などもできて便利です。
個人的に見てほしい選手は……多すぎて絞れませんが、そんななかでもマシュー・ウルフの個性的なスウィングと爆発的な飛距離、ロリー・マキロイの驚異的なスウィングスピードなどは、ぜひ生で見てほしいですね。
飛ばし屋で言えば、トニー・フィナウ。彼は意外に体格がゴツくて、テレビで見ていた印象とはちょっと違っていました。またザンダー・シャウフェレなどの小柄なのに飛ばす選手のスウィングも、ぜひしっかりと目に焼き付けて日本人選手と何が違うのか考察してほしいです。
最後に個人的に興味があるのが、日本特有の2グリーンへの対処です。昨日今日の練習では、グリーンを間違えてサブグリーンに打ち込んでしまう選手がいるなど、意外なハプニングがありました。
本戦では、日によって違うグリーンを使う可能性もあるそうなので、そういった点も含めて、ちょっと気にして見てみようと思っています。
会場でご覧になることができる幸運な方は、とにかく生の音を聞き、弾道を見て、ボールの止まり方を観察してください。本当に貴重な経験ができると思います。
予選ラウンドは、松山英樹、ローリー・マキロイ、アダム・スコットの組や、タイガー・ウッズ、小平智、トミー・フリートウッドの組などビッグペアリングが多数あって、ギャラリーが集中しそうですが、こういったペアリングを見ると、本当にPGAツアーが行われているんだと興奮します。
明日からの本戦、本当に楽しみです!