ラーメン、カレー、蕎麦、丼……。ゴルフ場の定番メニューもいいが、時には奮発して、ちょっと豪華な昼食を頼んでみたいもの。金額を気にせず、一番高いメニューを頼んだら、どんな料理が出てくるか。高額メニューのあるゴルフ場へ行ってみた。

旧帝国ホテルの伝統の味。川奈ホテルの上級名物4メニュー

次に取り上げるのは川奈ホテルゴルフコースの最上級メニュー。ただし、その前に、この静岡県伊東市に広がる名シーサイドコースについて歴史を少々…。

1922年に大倉財閥創始者の父・大倉喜八郎の後を継ぎ、帝国ホテル会長に就任した大倉喜七郎。ケンブリッジ大学に留学し、そこでゴルフと出合うこととなるが、帰国後、英国の「カントリーエステート」を夢見て、川奈の景勝地にゴルフコースとホテルを造り上げた。

ホテルには、東京の帝国ホテルからシェフが派遣され、世界中から評価された帝国ホテルの味とレシピが継承された。その味をベースに、海沿いの川奈という立地を生かして、魚介類を豊富に取り入れながら伝統の味を紡いでいき、国内外から訪れるVIPたちの舌を満足させてきた。

素材へのこだわりはもちろんのこと、手間暇を惜しまない仕込みや伝統のレシピなど、今日、川奈で味わえる料理の数々にも、そのような伝統や歴史が隠されている。

大島コースは軽食のみの提供のため、川奈ホテルに宿泊し、フジサンケイレディスの舞台、富士コースをプレーした者だけがレストランの伝統メニューを味わえる。その背景を考えれば、奮発するにはもってこいのメニューたち。

川奈ホテル特製 あわびラーメン(3400円)

画像: さっぱりしながらコク深い特製あわびラーメン、3400円

さっぱりしながらコク深い特製あわびラーメン、3400円

特製のコンソメスープをベースに海老とあわびを加えた豪華なラーメン。やわらかなあわびはもちろん、すっきりとしているのに複雑な旨味が広がるスープは絶品。別添えの磯海苔を加えれば、磯の香りと旨味が倍増。

すべてのソースやスープのベースになるコンソメスープは牛骨を3日間煮込み、チキンブイヨンやすね肉、香味野菜などを加えてさらに2日間煮込む。それにガスパチョや2日間かけて作った自家製チャツネを加え、裏ごししながら煮詰めていく川奈伝統のコンソメスープ。代々伝わる秘伝のレシピで作られた味は、濃厚な甘みが特徴。

オムライス 茸のデミグラスソース(3500円)

画像: マリリン・モンローが2日続けてリピートした茸デミグラソースのオムライス、3500円

マリリン・モンローが2日続けてリピートした茸デミグラソースのオムライス、3500円

1954年にメジャーリーガーのジョー・ディマジオと、女優マリリン・モンローが新婚旅行で来日した際、2人はお忍びで川奈ホテルに2泊した。その際、ルームサービスで2度注文したのがこのオムライス。野菜の旨味が凝縮された濃厚なデミグラスソースがたまらない。

大人のお子さまランチ(4900円)

画像: 海老フライ2本、大人の味付けナポリタン、ハンバーグ、小海老ピラフ、コンソメスープ…。まさに大人のお子さまランチ、4900円

海老フライ2本、大人の味付けナポリタン、ハンバーグ、小海老ピラフ、コンソメスープ…。まさに大人のお子さまランチ、4900円

川奈ホテルの名物料理を集めた一品。海老フライ2本に、ナポリタン、ハンバーグ、小海老のピラフにコンソメスープとプリン付き。ボリュームもたっぷり。

こんなカレー見たことない。
ロブスターと帆立貝のカレーライス(5100円)

画像: ロブスターのフライと大きな帆立貝。カレーの味元はオリジナルコンソメスープ、5100円

ロブスターのフライと大きな帆立貝。カレーの味元はオリジナルコンソメスープ、5100円

川奈伝統のコンソメスープから作られる特性カレー。大ぶりの帆立貝を入れてさっと煮込み、巨大なロブスターのフライをトッピング。濃厚な旨味を感じる。

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