売り切れ御免の最高級食材。気仙沼産フカヒレがこの値段
最高級食材や地元の高級店と同じマグロ、地元の海の幸をふんだんに使った逸品など、贅沢な食材を使用したランチメニュー。そのこだわりは、もはやゴルフ場レストランの域を超えていた。
大箱根カントリークラブ(神奈川県)
ふかひれそば(4400円)
御殿場の太陽チキンのガラを煮込み、コシながら新しいガラを加え3日越しで煮詰める。さらに2羽分の丸どり、大量の香味野菜、豚骨を加えて煮込み、「ふかひれそば」専用の白湯スープが完成。そこに気仙沼産のフカヒレを加えて煮込み、味を調えたら小田原鈴起製麺所のちぢれ麺の上にダイブ。

3日かけて作る絶品の白湯スープのふかひれそば、4400円。スタート前にレストランで聞いて、メニューがある日なら要予約だ
トロトロのスープは超濃厚で、フカヒレ特有のコリコリした食感と風味が美味。中華料理店なら7000円以上という超高級食材だが、加工時に欠けたアウトレット品を使用することで値段を抑えている。
最近、フカヒレ自体が品薄状態なため、入荷時にしか提供できないという幻のメニューだが、運よくあっても売り切れ必至のため、スタート前予約がおすすめ。
富嶽カントリークラブ(静岡県)
まぐろ重・数量限定(3960円)

国内屈指のマグロ水揚げ量を誇る静岡の焼津港と清水港。そのお膝元にある富嶽カントリークラブは、地元の味を味わってもらおうと「まぐろ重」を提供。3960円
清水市内で名高い、末廣鮨と同じ業者から仕入れる天然南マグロを使う。旨味を逃がさないように低温でじっくりと解凍し、赤身、中トロ、大トロはねっとりとした口当たりで味が濃厚。さらに米は炊き立てにこだわり、一日に何回も炊く徹底ぶり。
「まぐろ重」で使う酢飯も温度管理が徹底され、人肌温度でのご提供。脂が程よく溶け出し、旨味が最大限に引き出される。「口の中でとろける。これは美味!」と担当記者が絶賛。
近鉄賢島カンツリークラブ(三重県)
海の幸カレー(3960円)
本企画のラストは伊勢志摩の名シーサイドコース、近鉄賢島カンツリークラブの海の幸カレー。カレーソースは、厨房で玉ねぎのソテーを舌触りが滑らかになるようミキサーにかけ、フィッシュブイヨン、アメリケーヌソース、生クリームを加えて仕上げたもの。

アワビ・ホタテ・鯛・海老…伊勢湾の獲れたての幸を一皿のカレーライスに。海の幸カレー3960円
オーダーが入ってから1人前ずつ、フライパンにたっぷりのバターとヒオウギ貝、ホタテ、海老、鯛を入れ、ソテーした後に白ワインを加え、カレーソースをかけて旨味を閉じ込める。
最後に、別ソテーされたアワビをサフランライスの上にトッピングして完成。食材ごとの旨味や食感が感じられ、口の中が本当に嬉しくなる。
以上、11のゴルフ場で提供される、15の最上級メニューを紹介。さあ、奮発してどこのコースへ出かけよう?
※週刊ゴルフダイジェスト2023年6月27日号より(PHOTO/Akira Kato、Yasufumi Sakagami)