女子ツアー黄金世代の実力派にして天然キャラクター・小祝さくら。焼き肉のタン塩が大好きという小祝さくらのゴルフ回路を覗く異色エッセイ。第18話は、さくらのファンとのハッピー交流録。

小祝さくらのラッキーカラー、黄色を着るファン多し

画像: 昨年の最終戦後、さくらを囲んでパチリ。皆さんの腕には白と黄色がアクセントカラーのGショックが光る

昨年の最終戦後、さくらを囲んでパチリ。皆さんの腕には白と黄色がアクセントカラーのGショックが光る

小祝さくらは、ファンをとても大切にしている。ファンサービスもできる限りしたいと考えていて、ファンの方からは「あんな選手いないよ」という声が挙がる。

昔からの小祝さくらファンは、全国各地の試合で、来られる試合に来て、ずっと応援してくれている。働いている方も多いので、ムリせず、行けるところに行く。年配の女性にもかなり人気があるらしい。自慢の娘といったところだろう。

見に来られなかった仲間たちに、ホールバイホールをメールし合ったりもしている。プレーを真剣に見ているし、玄人はだしな分析も交えながら、小祝さくらにあったかい声援を送っている。

実は皆さん、最終日は黄色のポロやシャツを着て応援するのが定番だった。それは、以前小祝さくらが、「黄色が好き。ラッキーカラーです」と言って、勝負カラーとしてよく着ていたからだ。

小祝さくらからファンの皆さんへ、Gショックをプレゼント

画像: 大好きなケアベアのホルダーチャームは、ファンの方からの贈り物。試合中の栄養補給バッグで揺れながら、さくらの応援をしている

大好きなケアベアのホルダーチャームは、ファンの方からの贈り物。試合中の栄養補給バッグで揺れながら、さくらの応援をしている

今年の誕生日、上田桃子から、黄色のおしゃれなバッグをプレゼントされ、とても喜んでいたさくら。しかし、ラッキーカラーについて聞くと、さくらはこう答える。「え、黄色じゃなくてもいいんですよー」

だから、ファンの方たちは、黄色が基本だけれど、皆バラバラ、思い思いのウェアを着るようになった。こういうところも、小祝さくらファンらしいところだ。

真面目だけれど自由。ぐいぐい来すぎず、とてもよい距離感で真剣に応援してくれるファンに、いつも感謝している。そんなファンの皆さんに、昨年の最終戦のときプレゼントを用意した。

もともと贈り物好きの小祝さくら。送る相手が喜ぶものをじっくり考えて選んでいる。今回は、自身をスポンサードしてくれている「Gショック」を準備して渡した。

このプレゼントの購入の仕方がいかにも小祝らしい。スポンサーさんにお願いすれば、もしかしたら、人数分都合してくれたのかもしれない。

でも、小祝さくらは、「それじゃあ、意味がないんですよー」と不敵に笑い、自分自身で一般のお客さんとしてネット注文した。

色も仕様もカスタマイズできるタイプだから、それも自分で選んだ。ちなみに、そのGショックには‟黄色”が入っていたことも付け加えておきたい。

画像: ファンであっても、ふと気づいたらティーショットを打ち終わっていることがるという。キビキビしたプレーのリズムも小祝さくらの魅力だ

ファンであっても、ふと気づいたらティーショットを打ち終わっていることがるという。キビキビしたプレーのリズムも小祝さくらの魅力だ

さくらプロの一番の魅力は?「しゃべり方はああだけれど、プレーが早い! 気づいたらティーショットも打ち終わっていますから。実はキビキビしているのもいいですよね」とファンの方の声。

そんなファンの方々の愛に包まれて、今週も小祝は勝利を目指す。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年6月27日号(PHOTO/Shinji Osawa)

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