現地決裁型ふるさと納税システムが、茨城県常陸太田市にある6つのゴルフ場に導入される。

現地決済型システムとは、ゴルフ場に設置されるタブレット端末でふるさと納税を行うと、その場ですぐに返礼品を受け取ることができるサービスのこと。会員登録は不要で、寄付に必要な情報を端末に入力するだけでOK。今まで、ふるさと納税は手続きが面倒だと敬遠していた人も気軽に申し込める。

常陸太田市では、7月中旬から金砂郷カントリークラブと日立高鈴ゴルフ倶楽部の各フロントに、ふるさと納税タブレット端末を設置し、同システムの運用を開始。返礼品として発行されるクーポンをその日のプレー代などに充てることができる“即効性”が売りだが、残ったクーポンは後日の利用も可能で、納税証明書も後日郵送されてくる。

先の2コースに続き、茨城ロイヤルカントリー倶楽部、スパ&ゴルフリゾート久慈にも設置。グランドスラムカントリークラブも設置予定、新・西山荘カントリー倶楽部は導入を決定し、開始日程を調整中だ。

画像: 現地決済型ふるさと納税をすでに開始、もしくは開始決定の6コースは、金砂郷CC、日立高鈴GC、茨城ロイヤルCC、スパ&Gリゾート久慈、グランドスラムCC、新・西山荘CC(写真)

現地決済型ふるさと納税をすでに開始、もしくは開始決定の6コースは、金砂郷CC、日立高鈴GC、茨城ロイヤルCC、スパ&Gリゾート久慈、グランドスラムCC、新・西山荘CC(写真)

常陸太田市では、同納税でゴルフ利用券が大いに活用されることを見込んで、納税目標額を1000万円に設定。加えて同市では市外の在住者を対象に7月中旬からプレミアム付きで5000円の旅行券を3500円で販売開始して、市外からのゴルフ場利用者増に期待している。同旅行券はデジタル地域通貨アプリで販売する。

先着順1万口販売、購入限度は1人3口まで。市内在住か否かといった審査に1週間程度かかり、その後購入が可能となる。同旅行券はゴルフ場でも利用できるため(ただし1口5000円のうち1000円は宿泊施設およびゴルフ場で利用できない)、ゴルファーはこれを購入し、フロントでふるさと納税すれば、ダブルでお得ということになる。ちなみに日立高鈴ゴルフ倶楽部など県北の海岸沿いにあるコースは海流の関係で水戸市よりも5度近く平均気温が低いのだそう。この機会にプレーしてみるのも良いかもしれない。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年8月22・29日合併号より

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