着用すると10秒ほどで冷感状態。灼熱対策に最適
今年の夏は「ここは熱帯地域か!?」と思うほどの気候。しかし、暑い暑いとはいうものの、なぜかゴルフの誘いは断らない。妻は心配しながらも「ばかじゃないの!」と言うので、万全の熱中症対策を施す。熱中症のつらさは、経験した人ならわかるだろう。水筒、氷のうはもちろん使っているし、一度試したことがあるファン付きウェアは、確かに涼しいが音が気になる。妻がネットで見つけてきたのがザムスト「アイス&チャージベスト」、ゴルフで試しているYouTubeを見てオーダーした。
タンクに少量の水と凍らせたペットボトルを入れ、バッテリーをONにすると、ベスト内側のホースに冷水が流れ、すぐに冷たさを感じることができる。タンクには保冷剤や氷を使うこともできるのが嬉しい。モードは3段階設定でき、バッテリーは一日使用可能(連続稼働で約7時間)。ペットボトルを入れ替えるだけで10秒もたたないうちに冷感が復活してくれる。まさに生き返るようだ。
体にフィットするからスウィングの妨げにならない
ベストが体にフィットするため、スウィングの妨げにもならない。YouTubeによるとメーカーはスウィングのときは脱ぐことを推奨しているらしいが、全然OKだ! アジャスター付きで、サイズ調節が簡単。幅広い体形にフィットする。重さを感じにくく、また使用時間に合わせて冷凍ペットボトル、氷、保冷剤の大きさや量を調節すれば、軽快にプレーできるのが嬉しい。実際使用すると、キャディマスター室前で人だかりができる。試しに着てもらうと「涼しい!」じゃなく「冷たい!」と絶大な効果に驚いている。
「さすが医療メーカー。冷やすべきポイントをバッチリ押さえている」と、ドクターらしきメンバーも絶賛してくれた。バッテリー、ポンプ、ケーブルを取り外してベストを手洗いできるのも嬉しい。妻に「会社に着て行く」と告げると、それだけはヤメロ!と強い指導を受けた。猛暑日のゴルフもこれで安全かな!
※週刊ゴルフダイジェスト2023年8月22・29日合併号より(TEXT/Motoharu Tajima、PHOTO/Takanori Miki)