PGAツアーのアジア圏マーケティングディレクター、コーリー・ヨシムラさんによるツアーホットライン。注目の親子、タイガーとチャーリー・ウッズ君について。

タイガーの長男チャーリー君は現在14歳。自宅からほど近いパームビーチガーデンズのエリート私立校、ザ・ベンジャミンスクール1年生ですが、ジュニアの大会でたびたび優勝を挙げ、つい先日のノタ・ビゲイ・ジュニア(14歳から15歳の部)ではタイガー自らがキャディを務め「71」「66」で本戦出場を決めています。

タイガーは幼少期から父アールさんに軍隊式ともいえる厳しい指導を受けてきましたが、チャーリー君に対してはゴルフをさせようとしたことはありません。本人が興味を持つのを待ったのです。その結果、11歳で息子にPNC選手権(親子大会)に出場したいという意思が芽生えました。

オーバーワークにならないよう目下チャーリー君は地元の大会に専念しており、後続に8打差ををつけ勝利を挙げるなど、父親譲りの戦績を挙げ始めています。しかしタイガーは「自分のスウィングではなくローリー(マキロイ)のスウィングをコピーしなさい」と息子に伝えているようです。

タイガーはスウィング中、時々バランスを崩していたことを認めていますが、マキロイは思い切り良くクラブを振りながらバランスを崩すことがない。その点を見習えという意味ですが、親子関係のバランスは良好なようです。決して無理強いすることなく、父は穏やかな目でチャーリー君のゴルフへの取り組みを見守ります。ゴルフは短距離走ではない。だから今は、子供としての時間を十分楽しんでほしいと願っているのです。

画像: ロサンゼルスCCで行われた6月の全米オープンをひとりで観戦していたチャーリー君(左)。足の故障で大会を欠場したタイガーの姿は見られなかった。右は昨年のPNC選手権

ロサンゼルスCCで行われた6月の全米オープンをひとりで観戦していたチャーリー君(左)。足の故障で大会を欠場したタイガーの姿は見られなかった。右は昨年のPNC選手権

チャーリー君がゴルファーとしての夢を追いかけるときはいつか来るでしょう。だから焦らず2人は親子で取り組む今の時間を大切にしているのです。

「チャーリーは息子であり素晴らしいチームメイト。それが我々にとってはすべて。親子の絆を深めることが大切で、お互いに意見し合ったり励まし合ったりを繰り返している」とタイガーは言います。

世界中を熱狂させ、すべてのゴルファーの憧れだった父の強さが、チャーリー君に受け継がれているかどうかは誰にもわからない。しかしチャーリー・ウッズがゴルフを愛する限り、我々がタイガー・ウッズを見る機会も増えるでしょう。息子の指導者としてのタイガーも悪くありません。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月28日号より(ARRANGE/Mika Kawano PHOTO/Blue Sky Photos、Getty Images)

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