ダンロップフェニックスの練習日に使用を決めたというオデッセイのAi-ONEパター。杉浦悠太が選んだモデルは、マレット形状#5のCS(センターシャフト)。「クロスハンドグリップで真っすぐ真っすぐ動かす自分には、センターシャフトが合うと思っています。打ってみたら(この#5の)フィーリングがとても良くて、パットが良かったことも、勝てた理由だと感じました」(杉浦・以下同)
ジュニアの頃から「クラブ選びの中心はミズノです」というが、ドライバーはキャロウェイのパラダイム♦♦♦S。
「いろいろなメーカーさんのドライバーを試打させていただいた中で一番飛んでいて、シンプルに『使ってみたいな』と思ったからです」。シャフトは〝つかまり系〟の代表モデルともいえるスピーダーのエボリューション7。この組み合わせで、優勝した週の平均飛距離は298ヤード(9位)だった。
アイアンは、3Iが中空のミズノプロFLI-HI。4I~PWが鍛造ハーフキャビティのJPX923TOUR。「他社さんのアイアンはあまり打ったことがないのですが、これはやっぱり打感が良いですよね。そして、構えた時の顔もビシッと決まる感じで、アドレスのしっくり感はすごい大事にしています」。3IのFLI-HIは、トウヒール方向が長めで、ソール幅もワイドなやさしい中空ヘッド。シャフトはいずれもダイナミックゴールド EX ツアーイシュー。
3Wと3Uは、2本とも2019年モデルのミズノプロ。3Wのシャフトはスピーダー757エボリューション 5。ドライバーに入れているエボルーション7の大本モデル。
2本のウェッジはボーケイデザインSM9。「グリーンを外しても寄せてパーを拾うというのが、自分のゴルフの肝。アプローチは自信あります」と本人。ロフト52度がFグラインドソール。Fは、フル(FULL)バウンスの略で、ソール全面でバウンス性能を発揮するタイプ。58度はフェースを開いて使いやすいMグラインド。
「今のクラブには満足しているので、基本的に来年もこの14本を中心に組み立てていく予定です」
杉浦悠太の14本
1W/パラダイム♦♦♦S(9.5度)・スピーダー757 EVOLUTION 7(X)
3W/ミズノプロ(15度)・スピーダー 757 EVOLUTION 5(X)
3U/ミズノプロ(19度)・スピーダー TR ハイブリッド95(X)
3I/ミズノプロ FLI-HI(20度)・DG EXツアーイシュー(X100)
4I~PW/ミズノJPX 923 TOUR・DG EXツアーイシュー(X100)
AW・SW/ボーケイデザイン SM9(52度・58度)・DG EXツアーイシュー(X100)
PT/オデッセイAi-ONE #5 CS(3度)・ストロークラボ
BALL/タイトリスト プロV1x
※スペックは編集部調べ ※1Wはネック調整でロフト8.5度→9.5度 ※スペックやスタッツは12月3日時点
※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月19日号より(PHOTO/Tadashi Anezaki)