試打するのはレギュラーモデル「パラダイム Ai スモーク MAX」
2023年に発売された『パラダイム』シリーズのドライバーの特徴は、“360°カーボンシャーシ”を搭載したヘッドにある。従来のフルチタン製のヘッドよりも約44%も軽量化されたことによる余剰重量をヘッド後方に配分し、慣性モーメントがより大きくなり最適な重心設計を実現したという。さらに、“360°カーボンシャーシ”は剛性が高く従来からのJAILBREAKとの相乗効果でよりフェースがたわみやすくボール初速アップ。『飛びとやさしさを両立』したモデルという高い評判を得ているドライバーだ。
「パラダイム Ai スモーク」シリーズはその後継モデルで、ドライバーはレギュラーモデルの「MAX」、ドローバイアスの「MAX D」、操作性の高い「♢♢♢(トリプルダイヤモンド)」、軽量モデルの「MAX FAST」の4機種あり、今回試打するモデルは、レギュラーモデルの「パラダイム Ai スモーク MAX」となる。
この試打企画では、試打とインプレッションを癸生川プロが、データ分析を小島プロが担当。癸生川プロ、小島プロはともにPGAトーナメントプレーヤーの資格を持ち、また小島プロはTPIレベル3、タイトリストフィッティングスペシャリスト、トラックマンマスターの資格を持つ、各種の分析能力はプロゴルファー随一の能力を有するとの評判だ。
この試打が“ガチ”を謳う理由を簡単に説明しよう。
●最新の弾道計測器を2台使い、多角的に計測
使用する弾道測定器は、レーダー式の「トラックマン4」とカメラ式の「GCクワッド」の2機種。レーダー式は、レーダーを使いクラブの動きとボールのフライトを計測するもので、最大の長所はレーダーが追尾して実際の飛距離や弾道を計測できることにある。カメラ式は、インパクト前後のクラブとボールの動きを超高速度カメラで撮影したものを瞬時に解析し、想定される弾道を表すシステムで、長所はインパクトでのフェースの向きやボールの当たった場所を判別しやすいところだ。この2つの機器で同時に計測することでお互いの長所と短所を補い、より“ガチ”で正確なデータを得る。
●弾道を最後まで追える(トラックできる)実際のコースで計測
トラックマンの最大のメリットである弾道を最後まで追うために、本コース(今回はアコーディア・ゴルフ 技術研究所)で計測。実際のラウンドを想定し、天候や景色がもたらすプレッシャーなどの影響も前提とした“ガチ”設定。
●コース本球を使用
練習場ではレンジボールを使用するケースが多い。計測器にはレンジボールを打ったものをコースボールで打った数値に変換する機能もあるが、より正確なデータを取るためと、『打感』という機械で計測が難しい部分のチェックのために本球を使用。使用球は“ガチ”の世界ツアー使用率№1のタイトリスト・プロV1。
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