パラダイム Ai スモーク♦♦♦とクロムツアーボール（未発表／1月27日時点）。おそらくクロムソフトシリーズの後継モデルで、シャウフェレのボールにはCHROME TOURの文字の横に●（ドット）が入っている
シャウフェレ本人とキャロウェイのツアー担当に話を聞くことができた。「新しいドライバーは、距離的には前のものと大きな差を感じていないけど、曲がり幅が抑えられているぶん、平均飛距離が伸びている。より高い確率でフェアウェイをヒットできるのが大きい」（シャウフェレ）
ネック調整はスタンダードのままだが、クラブ担当いわく｢0.3～0.4度立てています」。シャフトは前ドライバーにも挿していたディアマナPDの70TX
続いてツアーレップの言葉。「Aiスモークは内部構造が進化していますが、ヘッドサイズや形状は前作ととても似ています。だから、ザンダーも違和感なくスイッチできたのだと思います。今は10.5度のロフトを0.3～0.4度立てています。シーズンを戦っているうちに、もう少しロフトを立てていくことになるはず。そうすれば、もっとボールスピードが速くなって、飛距離はさらに伸びます」
パラダイム Ai スモーク♦︎♦♦ツアーバージョンの3W。ロフト16.5度のトリプルダイヤだが、ネック調整機能の付いていない、すっきりホーゼルが特徴のツアーバージョン。シャフトはドライバーと同じディアマナPD
3Wは、ロフト15度ではなく16.5度のHLモデル。飛距離が十分に出るからと、高さを求めたのはシャウフェレのこだわり。ヘッドはドライバーと同系統のトリプルダイヤだが、ネック調整機能のないツアーバージョンタイプ。
もうひとつ新しくなったギアがボールだ。昨シーズンはクロムソフトXだったがが、これにはクロムツアーの文字。現時点未発表で詳細不明だが、キャロウェイの新しいツアーボールだろう。すでにシャウフェレのキャップ前面には、CHROME TOURのロゴが大きく入っている。
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4I～PW はAPEX TCBアイアン。軟鉄鍛造のボディにタングステンウェイトを番手別設計で組み込んだ複合ヘッド。寛容性と操作性と上がりやすさをシャウフェレが絶賛。ノーメッキ仕様で使っている
昨シーズンから継続のAPEX TCBアイアンについて、「このアイアンはとても気に入っているクラブ。複合構造ヘッドらしい飛距離と高さのアドバンテージをはっきり感じています。アイアンで高い球が打てることは本当に大切だから」（シャウフェレ）
3本のウェッジはAWがJAWS RAW、SWがボーケイデザインSM6、LWがボーケイデザインウェッジワークス（写真）。SWとLWはロフトを1 度ずつ寝かせて57度と61度
目標は「メジャー優勝」と公言しているシャウフェレ。初戦のザ・セントリーが10位タイ、自身2戦目のジ・アメリカンエキスプレスが3位タイ、相変わらず好調を持続している。今年のメジャーチャンピオンの14本となるか。
ザンダー・シャウフェレ／1993年10月生まれ。カリフォルニア州出身、サンディエゴ州立大卒。父はフランスとドイツ人のハーフ。母は台湾生まれ日本育ち。通算7勝、世界ランク5位（2024年1月26日時点）、東京五輪金メダリスト
ザンダー・シャウフェレのクラブスペック
1W／パラダイム Ai スモーク♦♦♦（10.5度）･ディアマナPD（70TX）
3W／パラダイム Ai スモーク♦♦♦（16.5度）･ディアマナPD（80TX）
4U／APEX UW（23度）･カイリホワイト（90TX）
4I～PW／APEX TCB アイアン･DGツアーイシュー（X100）
AW／JAWS RAW ウェッジ（52度）･DGツアーイシュー（X100）
SW／ボーケイデザイン SM6（57度）･DGツアーイシュー（X100）
LW／ボーケイデザイン ウェッジワークス（61度）･DGツアーイシュー（X100）
PT／オデッセイ TOULON DESIGN ラスベガス（3度）
BALL／クロム ツアー ドット
※スペックは編集部調べ
※週刊ゴルフダイジェスト2024年1月30日号より（PHOTO／Blue Sky Photos）
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