前鋸筋のマッサージで深いトップを作ろう
小楠和寿トレーナーは、スウィングに直結するトレーニングで成果を出している。桑木自身も「トレーニングしてきたことが成績にもつながって、その大切さを感じています」とシーズンを通してトレーニングを続ける重要性を実感している。

ツアー中でもトレーニングを続け成績につなげた桑木志帆(右)と小楠トレーナー(左)(写真/増田保雄)
女子プロのようにトレーナーを付けてトレーニングできなくても、自宅でできる簡単ストレッチで、スウィングをブラッシュアップしてみよう。
ここではストレッチポールを使った腕の付け根と肋骨を結ぶ前鋸筋のマッサージに取り組んでみよう。
「ストレッチポールや筋膜リリース用の器具を使います。腕の付け根から肋骨にかけて硬くなっている部分をゆっくりとほぐしていきましょう」(小楠トレーナー、以下同)

ストレッチポールを使って腕の付け根から肋骨にかけて前鋸筋をマッサージしよう
体を上下に動かしながらゆっくりと3分くらいはマッサージを続けて欲しいと小楠トレーナー。ただしあまり強く押し付けると肋骨にヒビが入ることもあるから要注意。適度な強さで呼吸を止めずにゆっくりとやってみよう。
スウィングに当てはめてみると下半身を安定させたまま手元を遠くにするには、腕の付け根から肋骨にかけての前鋸筋の柔軟性が大切だという。

前鋸筋の柔軟性が失われると深いトップを作ろうとしても頭を動かし過ぎたり、背中を反らせてしまう
前鋸筋の柔軟性が失わた状態で深いトップを作ろうとすると、頭を動かし過ぎてしまったり、背中を反らせてギッタンバッコンの原因になってしまうと小楠トレーナー。
ゴルフの練習後やラウンド後に前鋸筋の簡単マッサージで次のラウンドに備えよう。