女子ツアー黄金世代の実力派にして天然キャラクター・小祝さくら。そのゴルフ回路を覗く異色エッセイ。第39話、パワーの源! ゴルフ、ときどきナマコ酢。

小祝さくらは、食べることが大好きだ。これは自他ともに認める趣味であり、ある意味特技でもある。キャディの小畑貴宏に、小祝さくらの昨年いちばん面白かったエピソードを聞いたときも、やはり食べることが挙がった。「いつも牛タン、食べまくってますねえ。そういえば昨年は、お店のナマコがなくなるまで食べていました」

〝タン塩〟以外にも〝ナマコ酢〟が好物だと以前から公言してきたさくらだが、お店のナマコがなくなったとは、いくらなんでも食べ過ぎではないか?

「(エリエールレディスのとき)、松山のお店に毎日電話をして、ナマコがあるか確認していました。入荷がなかった日は、お店の大将がわざわざ『すみません、今日はナマコが入りません』ってLINEしてきてくれるんです(笑)。鱧(はも)が有名なお店で、全国から問い合わせが来るんですけど、『こんなにナマコの問い合わせが来るのは初めてです』と言っていました。僕ももちろん嫌いじゃないですけど、そんなに食べられないですよ。少しでいい。でも、さくらプロは、三杯酢に大根おろしがかかったナマコを3人前たいらげて、最後にナマコ茶漬けを食べるんです。だから4人前ですね」

画像: 「あんまり人に教えてはダメです。混んじゃうから」とさくらに言われたけれど……特別に、お店のイケメン大将との2ショット公開!

「あんまり人に教えてはダメです。混んじゃうから」とさくらに言われたけれど……特別に、お店のイケメン大将との2ショット公開!

この件に関して、さくら本人に確認してみると、「毎日電話をかけたわけじゃないですよ。大将と仲良くなったんです。Instagramのダイレクトメッセージでナマコ情報をもらっていたんです」と微妙なポイントに修正が入った。

「ちなみに、私だけじゃなくて、竹田麗央ちゃんもかけたりしてたんですよ。本当に美味しいんです。ナマコ茶漬けも、だまされたと思って食べたら美味しくてびっくりしました。ハマりましたね」と淡々と話す。このお店は小畑キャディが見つけたお店らしい。

さくらは肉だけでなく海鮮系の食べ物も好きだ。地元北海道で食べたお寿司も美味しかったという。「〝安室ちゃん〟なんかも来るという札幌の高級お寿司屋さんで、ウニとかアワビが美味しかったですね。でも私、回転寿司屋さんも大好きで、たとえばトリトン(北海道の回転寿司屋)に行ったら、炙あぶりサーモンを頼みます。マヨネーズも何ものっていないのが好きで。塩で食べる感じも好きなんです」と独自の〝海鮮愛〟を語るさくら。

そういえば、昨年は小樽で仲良しの竹田麗央と激うまウニ丼を食べた話もしていた。なんだかおっとりしていて食べ物の好みも似ているふたりは今年、ゴルフも絶好調で、獲得賞金、メルセデス・ランキングともに、竹田が1位で小祝が3位(5月7日時点)。ここからまた、ナマコ酢パワーで勝利を重ねる!

※週刊ゴルフダイジェスト2024年5月21日号より

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