"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の62歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第17話目です!
今回は長野県の志賀高原カントリークラブと斑尾高原カントリー倶楽部
6月7日(金)、会社から帰宅してすぐ、18時に清洲城を出発。名二環の下を春日井まで走り、国道19号線をひたすら北上。
ふだん20時すぎに走るのと違って、帰宅時間帯と重なったせいか、愛知県内は渋滞がひどく、19時にようやく春日井IC、21時に南木曽セブン-イレブンを通過。志賀高原CCをカーナビに出すと、あと200キロとの表示。見ただけで気が遠くなりそう(笑)。
1週間の仕事の疲れか、あまりにも眠いので道の駅「日義(ひよし)木曽駒高原」で30分仮眠を取り、再び出発。口を動かすと眠気覚ましになるので、バナナチップを食べながら運転。24時に車中泊の目的地、道の駅「長野市大岡特産センター」到着。すぐに爆睡。
6月8日(土)朝5時起床。5時半出発。信州の夜~朝はまだまだ冷えます。長野市から中野市を抜け、7時10分、志賀高原CCに到着。アプローチとパターの練習。
8時35分アウトスタート。同伴者は2名。4月13日に清里アーリーバードでご一緒した中村亮一さんと、同じ会社の上司・三井さん。中村さんは私とプレーのリズムが同じで、スコアも似たりよったり。紳士なお人柄なので再会が嬉しかったです。三井さんも楽しい方で、こういう同伴者といつもプレーできたらいいなと思いながらラウンド。
志賀高原CCは標高1000メートル前後の高地にあり、冬はスキー場になるそうで、斜面の急な打ち上げや打ち下ろしがあり、フェアウェイは狭い山岳コース。このトリッキーさが面白くて私は大好き。メンテナンスはよく、グリーンは速くないが、カップ周りが変化するホールとしないホールがあり、けっこう厄介。
ブラインドホールも多く、初ラウンドで戸惑う場面もあったのですが、知らないがゆえに功を奏したのはインの14番。500ヤードのパー5で右ドッグレッグの打ち下ろし。1打目は推奨ルートよりかなり右に出てショートカット。キャスコUFO44で200ヤード飛んで、ぎりぎりフェアウェイキープ。2打目は距離計表示で残り230ヤード。本来ならUFO33の距離だが、打ち下ろしなので番手を落としてUFO44で「手前ならOK」と気楽に打ったらグリーン奥にオン。2パットのバーディで、プロになったようないい気分でした。スコアは45・40の85。パット数は20・14。中村さん48・43の91。三井さん53・54の107。
14時半にプレー終了。風呂はボイラー故障で使えず、近くの長野電鉄・湯田中駅の裏手にある立ち寄り温泉施設「楓の湯」に入る。入浴券300円はゴルフ場が負担。熱めのお湯にゆっくり浸かり、痛みのある左肩の快癒を祈りながら入念にマッサージ。
風呂を出て、近くのスーパー・イオンで夕飯の食材を購入。これまた近くの道の駅「ふるさと豊田」にクルマを停めて、ゆっくり食べ、飲みながら反省文を書く。20時に就寝。
当然ながら、朝まで爆睡……のはずが、どこからか蚊と蛾が車内に侵入。蚊に刺されて痒くて目が覚める。植え込みの近くに駐車しちゃアカンなと、改めて学習しました。朝起きたら、右手のなかで蛾が潰れていた。
6月9日(日)5時起床。セブン-イレブンで買ったカップ麺醬油味で朝食を済ませ、6時半、斑尾高原CCに到着。8時16分インスタートまで打ちっ放しでドライバー練習。
5日前の6月4日に購入したキャロウェイ『マーベリック マックスライト』(1万9800円)の女性用ドライバー、つまりLシャフトを打ってみる。女性用で軽いから、ベタ足打法の私にはかえって曲がらないのでは、と思って手に入れたら、これがバッチリ。
力んで振ってもひっぱたいても真っ直ぐ飛んでフェアウェイキープ。気に入りました。この日、前半のハーフでパー3を除く7ホールで使用。45歳までXシャフトを振り回してドラコン命だった私が、シャフトのしなりでゆったり飛ばすに宗旨替えするとは、我ながら発想の柔軟さを褒めてあげたい(笑)。
斑尾高原CCは、昨日の志賀高原CCと違い、高原のわりに平坦でフェアウェイは広く、ブラインドは少ない。天気はあまり暑くなく、雨も降らずによかった。スコアは45・43の88。同伴者は、ものすごいヘッドスピードで飛ばすMさん53・48の101。300ヤード飛ばすがOBもあるパターンで、昔の私を見ている気分。大阪出身のNさんは63・57の120。基礎のしっかりしている女性Kさん53・44の97。
14時にラウンド終了。ゆっくり風呂に入り、15時ゴルフ場を出発。帰路に就く。
清洲城まで300キロ。長野市内が渋滞、すぐ眠くなるが我慢して国道19号を一路南下。途中コンビニに寄り、仮眠休憩5回。コーヒーで眠気を覚ましながらドライブ。
22時清州城到着。長野も岐阜も雨は降っていなかったが、愛知は雨。だから片付けは翌朝に回して我が家に駆け込む。
●今回の総走行距離:606キロ
●今回の経費:志賀高原CC1万1800円、斑尾高原CC1万3950円、ガソリン代1万200円、飲食費3631円、合計3万9581円
次回は、岐阜県のシーダーヒルズカントリークラブ。な、なんと会社の同僚の皆さんが1000コース達成コンペを開いてくれるそうです。ウルウル。翌日は能登カントリークラブを予定。
Arrange/Kenji Takahashi