"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の62歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第18話目です!

デスマッチのカリスマのサイン&似顔絵で雨でも楽しくなるでよ~

今回は岐阜県のシーダ―ヒルズカントリークラブと石川県の能登カントリークラブを制覇しました。シーダ―ヒルズCCは会社の仲間たちが開いてくれた「1000カ所達成記念コンペ」でした。

6月14日(金)、20年前から大ファンであるプロレスラーの葛西純さんの試合が名古屋で開かれ、夜は、お誘いを受けて懇親会に出席。

画像: デスマッチのカリスマ・葛西純さんと

デスマッチのカリスマ・葛西純さんと

葛西さんはただのプロレスラーではなく、血だらけ傷だらけになるデスマッチの、知る人ぞ知る世界No.1です。本も出版し、一昨年には映画も公開されています。しかもイラストがプロ顔負けに上手いので、いつも私のゴルフ用品にサインをしてもらっています。

今回は、ちょうどコンペの記念品を自分で選ぶように言われていたので、先日の東京出張の折に、新橋のヴィクトリアゴルフでブリヂストンのレインウェア3点セットを購入、そのキャップにサインと私の似顔絵を描いてもらいました。めっちゃそっくり。

私は、やるのはゴルフ、見るのはプロレス、食べるのは焼肉、鍛えるのは筋トレ、芸術鑑賞は映画、と5本柱で生きてきました。コンペ幹事の勝美浩元上司には「なんのこっちゃ、大袈裟に‼」と鼻先で笑われていますが(笑)。

画像: 葛西氏に書いてもらった似顔絵。よう似とるがや(笑)

葛西氏に書いてもらった似顔絵。よう似とるがや(笑)

さて本題です。

6月15日(土)、朝6時に清洲城を出発、新堤防を走り、イオンモールのなかでは国内4番目にデカいmozoワンダーシティの北側を左折、北名古屋市から小牧市へと国道41号線をひたすら北上。犬山、美濃加茂を経て、関市のシーダ―ヒルズCCの7時20分到着。1日目は車中泊なし。シーダ―ヒルズはすでに15年前に攻略しているため、制覇カウントは増えませんが、19人の温かい気持ちが嬉しいです。

画像: コンペに集まっていただいた19名の参加者と一緒に

コンペに集まっていただいた19名の参加者と一緒に

コンペは9時37分から5組。ダブルペリア、ダブルパーカット、上限40。

私は1組目。事前の雨予報も一転して好天に。むしろ暑いくらいでした。「ゴルフ場全国制覇」に乗り出したのは、若い頃に愛知・岐阜・三重の3県制覇を達成したからですが、当時、プレーしたときは、こんなに難しかったかなぁと思いつつラウンド。なかなかパーが取れずに49・44の93。パット数は31。前夜の深酒と睡眠不足のせいにします(笑)。

画像: シーダーヒルズCCの9番パー5。設計家鈴木正一は自然と調和した美しいコースを造る

シーダーヒルズCCの9番パー5。設計家鈴木正一は自然と調和した美しいコースを造る

難しく感じたのは、ティーマーカーが打つ方向に対して斜めに置かれ、プレーヤーの幻惑を誘っていたから。OB2回。まあ、隠しホールに上手くハマるわ、といつのも楽観主義。私たち1組目は急いでいるつもりはないのに、2組目と3ホールも空き、昼食時に「速すぎる」と筋違いのクレームが(笑)。風呂から出たら、やっと5組目がホールアウト。そして表彰式。

私は残念ながらネット5位。優勝は村田義春元上司。45・44の89、ネット71。2位は勝美氏46・40の86、ネット71・6。

コンペ参加の皆さまにお礼を言い、解散して私はいざ能登へ。

美濃市から国道156号線で郡上市、158号で福井市、157号で石川県白山市を経由し、8号で金沢に。途中、ファミマでカップUFO焼きそば、つくね串、キャベツで夕食。

22時にようやく道の駅「倶利伽羅源平の郷」に到着。23時就寝。

6月16日(日)、5時起床、5時半出発。のと里山海道を23キロ、25分走って6時半、能登CC到着。途中、朝食はファミマ羽咋今浜店で濃厚札幌味噌ラーメン、ツナマヨおにぎり30円引きで済ませ、アプローチとパター練習。ゆっくり調整。

同伴は地元のメンバーOさんと、茨城出身の酒井英昭さん。酒井さんの飛距離はものすごく、300ヤード飛んでいても「280ヤードくらいですよ」と謙虚。マナーもよく、ディボット跡の目土をていねいに直す気持ちのいい人でした。よくいる飛ばし自慢の傲慢さは微塵もなく、「いつかまた関東でやりましょう」と。

画像: 能登CC宝達コース6番パー3、150ヤードをボギー

能登CC宝達コース6番パー3、150ヤードをボギー

今年1月1日、最大震度7の揺れを観測して、正月のお屠蘇気分をいっぺんに吹き飛ばした能登半島地震。この能登CCも被災し、2月までは露天風呂が使えなかったそう。昨年、オーナーが代わり、また昨年の9月には日本シニアオープンの会場にもなった北陸屈指の伝統コースだけに、グリーンの速さ、難しさは超S級。3パット4回はしかたないがや、と妙に納得。結果、はまなすコース47、宝達コース48の95。パット数18・18の36。速いグリーンは指先だけで軽く握って対応。後半慣れてきた。それよりもバンカー5回。砂は硬め、フェースを開くとバンスが弾かれます。

飛ばし屋酒井さん42・41の83。メンバーのOさん54・59の113。Oさんにはコースを詳しく教えてもらいました。

14時プレー終了。お風呂は宝達美人の湯。湯温47度、毎分460リットルがあふれ出る茶褐色の温泉は疲れが吹き飛びました。ちなみに日本の温泉は通算322カ所目。

15時、ゴルフ場を出発。のと里山海道→北陸道津幡方面→8号小松→加賀→芦原→福井市→池田町を経由、158号→417号は山の中を延々と走り、道はきれいだがくねくねと曲がり、対向車には合わないもののサルと鹿には何度も遭遇。途中から霧と雨に見舞われながら、岐阜県揖斐川町から大垣方面に出て、21号安八→22号岐阜を経て、22時20分、無事清洲城に帰還しました。

●日本のゴルフ場1015カ所目
●今回の総走行距離:539キロ
●今回の経費:シーダ―ヒルズCC1万7010円、能登CC1万9820円、ガソリン代9163円、飲食費3440円、合計4万9433円

次回は小田原GC日動御殿場コース、23日は諏訪レイクヒルCCを攻略予定。

Arrange/Kenji Takahashi

「ゴルフばか日誌」のバックナンバーを読みたい人はこちらから

まだまだ読みたい人はこちらをクリック

This article is a sponsored article by
''.