現地時間6月19日フロリダ州コーラルスプリングスのイーグルトレースGCの地区予選に出場したチャーリーは1アンダー71をマークし86人中トップ(南フロリダ予選のメダリスト)の成績で、7月22日からミシガン州オークランドヒルズCCで開催される全米ジュニアに出場することが決まった。
本戦には264人が出場し2日間ストロークプレーを戦ったのち上位64名が決勝のマッチプレーに進出。出場権を獲得したとはいえ優勝までの道のりは長い。
予選会でのチャーリーはスタートホールの10番でいきなりボギー、11番でダブルボギーを叩く最悪の滑り出し。しかし残る16ホールで5バーディ(1ボギー)を奪って71をマーク、2位に1打差のトップ通過を果たした。
「出だしの2ホールはいいプレーではなかったけれどその後の16ホールはすごくいいプレーができた」とチャーリー。
序盤つまずいたときには「もうこれ以上ボギーやダボを叩かないぞ、と思いました。その後はチャンスを活かすことができた。特にパッティングが今日の勝因。必要なときにパットを決めることができました」。
父は91年、いまのチャーリーと同じ15歳で全米ジュニア初制覇。93年に3連覇を達成したあと94年からは全米アマを3連覇。USGA主催最高峰の大会でジュニア、アマチュアを通し6連覇したのは後にも先にもタイガーだけ。伝説といって過言ではない。
父と比較されるのはチャーリーにとってうれしいことではないだろう。しかし偉大なタイガーの息子という運命から逃れることはできない。
先の全米オープン(USGA主催)にもタイガーに同行し父のメジャー参戦のサポートをしたチャーリー。残念ながら予選落ちに終わったが「勝てるだけのゴルフはした。ただ上手くいかなかっただけ」という父の戦いを間近で見守った。
今年の全米ジュニアは例年以上に騒がしくなるはずだ。