岡田圭太さんは5月にネバダ大学を卒業
選手の名前は岡田圭太さん(22)。浜野GCで行われた東日本予選を4位で通過し、今週の本戦に歩を進めてきた。
同大会は今年で108回を数える歴史のある大会ゆえ、親子2代にわたって出場した選手はたまに聞くが、3代連続となると、相当レアなケースではないだろうか。
「そうした統計を取っていないので、過去に親子孫3代の出場者がいたかはわかりませんが、かなり珍しいケースだと思います」(JGA広報)
圭太さんの祖父は岡田光正さん(84)、父親は光史さん(56)で、ともに埼玉県の嵐山CC所属のトップアマ。光正さんは1984年~86年、90年の4回、光史さんは88年と89年の2回、ともに日本アマに出場している。
今回、本戦出場を決めた圭太さんについて、光史さんに話を聞いた。
「圭太は高校から大学までアメリカに留学し、今年5月にネバダ大を卒業して帰国したばかり。日本アマは過去に2~3度挑戦していますが、いずれも予選敗退し、今年が初めての本戦出場となります。関東アマなどの大会に出ずに予選の18ホールだけの一発勝負で、本人も大変だったと思いますが、ようやくそれだけの実力がついてきたのかなと安堵しました。同時に本戦でも楽しんでほしいと思っています」
岡田家は、光正さんの代に都内でゴルフ練習場の経営を始め、それを継いだ光史さんの息子である圭太さんは歩き始めた頃からクラブを握っていたそう。圭太さんが中学2年生の頃に参加したIMGアカデミーのサマーキャンプをきっかけに渡米。ゴルフの腕を買われネバダ大学へ編入し、ゴルフ部のレギュラーとして多くの結果を残してきた。
近年の日本アマは学生選手の上位進出が目立つが、アメリカの大学を出たばかりの圭太さんとの、いわば日米対決の行方やいかに?
※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月9日号「バック9」より