"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の62歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第19話目です!

小田原GC日動御殿場Cと諏訪レイクヒルCCを攻略

6月21日(金)、昼に会社から一旦帰宅、自分のクルマで岡崎営業所へ行き、15時~16時半サラリーマン最後の営業会議に出席。終わってから豊川市の取引先に長年のお礼を伝えに向かいました。

向かった先は、私がまだ駆け出しだった35年前に、このエリアの拠点を探すために奔走していたとき、「やりたい」と手をあげてもらったお店。サラリーマン生活を終える最後の挨拶はここ、と以前から決めていて、お母さんに息子さんを交えて積もる話が盛り上がり、19時前に辞して、豊川市御油を出発しました。

東海道五十三次35番目の宿場町として栄えた「御油宿」。その旧東海道「御油宿」と「赤坂宿」の間には600メートルにわたって300本の黒松の巨木が道路の両側に並んでいます。慶長9年(1604年)に徳川家康の命で植樹されたという松並木。国の天然記念物にも指定されていて、それは見事なもの。機会があればぜひ一度、お越しください。

21日は夏至で、日が暮れるのが遅かったせいか、19時半過ぎの浜名湖畔を走る道路脇の景色はとても素晴らしく、右は太平洋、左は舘山寺温泉街と浜名湖が広がり、まるでアメリカの西海岸を走っているような気分でした。

21時、つま恋リゾート彩の郷に到着。温泉に入ろうとしたら、ボイラーの故障で入湯税なしの1000円で入浴。温泉ではなかったので、得したのか、損したのかよくわからない(笑)。つま恋リゾートのある掛川市は、全国屈指のお茶どころとして知られ、お茶の成分を浴槽に入れた「お茶湯」は気持ちよくて、持病の左肩痛が和らぎました。

22時10分、すぐ近くの道の駅「掛川」に到着。いつも駐車するトイレに近い場所は満パイで、やむなく空いているセブン-イレブンの前に駐車。人の出入りが多く、ドアの開閉音がうるさいので避けたかったのですが、横になるとたちまち爆睡。

6月22日(土)、朝5時に目が覚め、着替えてすぐに出発。6時45分、すき家一国富士鮫島店で朝食。牛玉かけ朝定390円。食べ終わってから、先週の日曜日(16日)、昼に電話で出演した「文化放送編集長 稲垣吾郎」のラジコアプリデータをLINEで知人100人に片っ端から送信。迷惑だろうなと想像するも「ええから聞いてちょう~」と強引に(笑)。

すき家を出て再び国道1号線を東上。目的地の小田原GC日動御殿場Cに10時半到着。富士山を仰ぎ見ながらゆっくりパター練習。

画像: 日動御殿場コース入り口

日動御殿場コース入り口

スタートはインの12時32分。10番から11番に移動する途中でアライグマに遭遇、13番135ヤードのパー3はピン奥2メートルにオン。ほぼ真っすぐをやさしいタッチでストロークしたらカップインしてバーディー。

しかし、次の14番323ヤードのパー4は口惜しさ3倍増。右側ののり面が大工事中なのはいいとしても、1打目が右にスライスしてOB。これも自己責任だから文句は言わない。問題は特設ティーから80ヤードの打ち上げ砲台グリーンに打った4打目。ショートするのを警戒して強めに打った球がOB‼ グリーンを5ヤードオーバーしたら工事中、地面むき出しなのだから修理地扱いでしょうに⁉ と悔やむもいかんともならず。ダブルパーの8。で、結果は45・45の90。

画像: 日動御殿場コース17番354ヤードのパー4。トリッキーだけど大好き

日動御殿場コース17番354ヤードのパー4。トリッキーだけど大好き

同伴の吉野さん82。鶴見さん90。姫路さん86。皆さん紳士でお上手でした。

午後スルーのため、風呂はなし。18時に終了し、すぐに諏訪に向かう。246号を萩原北で左折→138号で山中湖→20号甲府バイパスを経て、甲斐市の元祖吸う温泉、竜王ラドン温泉「湯~とぴあ」に21時に到着。ラウンドの汗を流す。入浴料700円。

「湯〜とぴあ」は、最高濃度のラドン温泉を特徴とし、温泉総選挙『お湯がいい部門』全国No.1を受賞した甲斐市の温泉宿泊施設。けた外れに湯治効果に特化した完全かけ流し温泉で、もちろん日帰り入浴もやっていて、館内は湯治客でいっぱいでした。

22時40分、道の駅「にらさき」着。すぐ眠りに就くが、夜中、雨音で目が覚める。かなりの大雨で、トイレに傘を差して行く十数歩の距離でずぶ濡れ、かなわんがや(笑)。

画像: 日動御殿場コースから見た富士山

日動御殿場コースから見た富士山

6月23日(日)、6時に起きてすぐ出発。北斗市→富士見市→茅野市→諏訪市→岡谷市と走り、諏訪レイクヒルCCに8時半着。

10時23分アウトスタート。夜来の雨はやむ気配もなく、むしろ雨脚は強くなる一方で、レインウェアを着込んでいると、同伴者の水越さんに「木村さんにお会いしたかった」と言われてびっくり。「ずっと、ゴルフばか日誌を呼んでいますよ」とも。聞くと、愛知県豊川市在住で、東海カントリークラブのメンバーで、最近の理事長杯で優勝したばかりとか。東海CCは私の仕事取引先の経営者が多数メンバーで在籍。知る人ぞ知るスーパーシニアメンバーの話も出て大盛り上がりでした。

それにしてもこの日の雨は凄かった。まるで上空に線状降水帯が居座ったような降水量で、地元の人なら間違いなくキャンセルしただろうに、我々の組はまるでやめる気配なし。私は18ホールを完走しないと制覇数にカウントしない「縛り」があるのでラウンドする予定だったが、同伴者3人も一緒に雨中の決戦へ。

昼食時にゴルフ場のスタッフが「後半もやりますか?」と聞いてきたとき、4人が「はい! 」と異口同音に答えたのには笑ってしまった。

結局、前半は霧と雨、後半は豪雨に見舞われながら18ホールを完走。間断なく降り続く雨で、コースをゆっくり味わう余裕もなかったが、諏訪レイクヒルはレイアウトが素晴らしいうえ、グリーンは雨なのに速く、まるで雨水が転がりを加速させているように感じました。

結果、私は46.48の96。仲村裕之さんは36.47の83、水越智洋さんは44.43の87。地元林業の工藤圭一さんは49.49の98。スコアカードが雨で濡れてボロボロ、後半スコアが間違っていたらすみません。

画像: 向かって右から水越さん、木村、仲村さん、工藤さん。大雨の中、よくやりました。

向かって右から水越さん、木村、仲村さん、工藤さん。大雨の中、よくやりました。

16時にホールアウト。風呂にゆっくり入って冷えた体を温め、17時にゴルフ場を出発。伊那の権平峠を越え、19号線に出てひたすら南下。岐阜まではバケツの底が抜けたような大雨で、コンビニに入ろうにも雨脚が強くてドアを開けられないほど。みゃーったがや(笑)。

22時10分清洲城に無事帰還しました。

●日本のゴルフ場1017カ所目
●今回の総走行距離:633キロ
●今回の経費:小田原GC日動御殿場C9800円、諏訪レイクヒルCC1万3750円、ガソリン代1万761円、飲食費6154円、日帰り温泉1770円 合計4万2235円。

次回は、奈良県の万壽ゴルフクラブと京都のれいせんゴルフ倶楽部を攻略する予定。

Arrange/Kenji Takahashi

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