"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の63歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第21話目です!

大雨のラウンドでお肉をゲット

今回は兵庫県のライオンズカントリー倶楽部、センチュリー吉川ゴルフ倶楽部、有馬ロイヤルゴルフクラブ、加西インターカントリークラブの4コースをラウンドしました。

サラリーマン生活時代、何をやりたかったかって「平日ゴルフ」ですよ。平日ゴルフは第一にプレーフィが安い。第二にオープンコンペが多い。オープンコンペは集客が主目的なので参加料が格安で、賞品はそれなりにいい。エイジシュート1000回越えのレジェンドゴルファーの中には、お米、味噌、醤油などの生活必需品から日用雑貨までオープンコンペの賞品で賄っている人も多いそうで、そうなったらウチのカーチャンも少しは見直してくれるかも、な~んちゃって、捕らぬ狸の皮算用(笑)。

退職後、部屋の中の大量の本、新聞の切り抜きの片付け、断捨離をしたいのですが、やる間もなく、6月30日(日)、19時15分に清洲城を出発。国道23号⇒1号⇒25号⇒138号⇒163号を走り、門真から2号線を西下し、24時15分、道の駅「いながわ」着。いつも通り即爆睡。

7月1日(月)、6時半に起床。この日は各地に線状降水帯が発生、近畿では24時間に200ミリを超す降水量で、ライオンズ祭りコンペは70人の参加予定が、たった2組4人の参加。

9時半ブルーコース、送別コンペでいただいたブリヂストンの3万円のレインウェア、自分では絶対買わない超高級品を着て、いざ雨中プレーへ、メンバーの山本啓郎さんと2人でスタート。紳士で謙虚な山本さんは目土袋で芝を補修しながらプレー。だいたいこの雨、性格の曲がった人なら参加しないよ(笑)。雨でも丁寧にプレーして43・48の91。木村は48・48の96。

画像: ライオンズCCは蟬川泰果プロがメンバーらしいです

ライオンズCCは蟬川泰果プロがメンバーらしいです

コースは、山の中には珍しくフラット。アップダウンはほとんどない。前半は雨と霧。後半は土砂降りだったので景色を楽しむ余裕なし。ホールアウトし、ゆっくり風呂に入って、清算時にフロントで渡された成績表を見ると一番上に木村の名前。なんと優勝。ヤッター。捕らぬ狸の皮算用どころか、早速1個ゲット。見たか、カアチャン(笑)。賞品の香川オリーブ牛すき焼き用モモカタ肉はゴルフ場で冷凍保存してもらい、4日後に受け取ることに。

画像: ライオンズCCの優勝賞品はオリーブ牛すき焼き用ももかた肉300g

ライオンズCCの優勝賞品はオリーブ牛すき焼き用ももかた肉300g

終わって17km、24分で道の駅「淡河(おうご)」へ。隣のローソンで値引き品ばかり買って夕食。20時就寝。

28回連続の「100切り」ならず……。コンペ景品も参加賞のみ

7月2日(火)、6時半に起きる予定が、4時半に目覚め、ゆっくり着替えてローソンで朝食のみそカップ麺、焼きそばパン、ハム、豆乳を買い、合計558円。58円予算オーバー。ゴルフ場には15分で着くのでゆっくり食べて休憩。8時にセンチュリー吉川GCに到着。本日も雨。

9時20分アウトスタートの予定が、何組かキャンセルして8時50分に変更。前半はレインウェアを着るほどではなかったので傘でラウンド。後半は雨脚が強くなったが、我慢してそのままプレー。そのために46・55の101で痛恨の100叩き。27回連続の100切りがここで途絶える。ゴルフは人生と一緒。何事も面倒がったらいかんがや。

画像: センチュリー吉川GCの3番149ヤード、パー3は1オン2パットのパーでした

センチュリー吉川GCの3番149ヤード、パー3は1オン2パットのパーでした

同伴の吉田さん73歳46・51の97。佐々木さん65歳42・46の88。翁田さん44・50の94。ハーフコンペのバリューゴルフVGカップは43人中16位。

コースは、どのホールもティーショットの落下地点とグリーンの周りに大きなバンカーがあり、プレッシャー満点。お陰で雨の日のバンカーの打ち方を会得。フェースを少しだけ開いてボールを直接打つときれいに脱出する。わかったのがホールアウト寸前で後の祭り。今後のためにメモしておきます。

終わって風呂にゆっくり入り、13時半にゴルフ場を出発。2日分のゴルフウェアがびしょ濡れで、乾かすためにナビでコインランドリーを探し、小野市本町のエコラックスランドリーで、もっともシンプルな9kgまで洗い400円、乾燥20分200円を選んで洗濯。その後、またもや道の駅「淡河」で車中泊。21時就寝。

家康様に勝利もコンペはかすりもせず(涙)

7月3日(水)、6時起床。昨日のオープンコンペの参加賞の食パンだけを食べて出発。8時に有馬ロイヤルGC到着。シニアレディースコンペに参加。36ホールあり、本日はノーブルコース、イン37、アウト35のパー72。昨日までの雨とは打って変わって本日は猛暑。我ながらようやるわ(笑)。

画像: 有馬ロイヤルは9月にパナソニックオープンが開催されます

有馬ロイヤルは9月にパナソニックオープンが開催されます

ここで珍しい名前の人に出会う。姓は私と同じ木村だが、名前が家康。まじか‼ 歳は聞かなかったが私より上か? 西宮の人で、落ち着いた力強いショットを連発。「ゴルフばか日誌、読んでいますよ、面白いから」と、なんとも嬉しいことを(笑)。よし、この人には勝とう、とひそかに発奮。なんてったって、こちとらは織田信長サマの領民じゃけんね~(笑)。

家康様は50・50の100。私は熱中症ギリギリで48・49の97。殿おおお、勝ちましたぞ~(笑)。あと村本さん94、種兼さん88。コンペは27人中14位。スタート前に「4人で上位を独占しよう」を語り合ったのに、誰もトップ10に入らず。これがホントの捕らぬ狸の皮算用(笑)。

画像: 有馬ロイヤルの3番141ヤード、パー3

有馬ロイヤルの3番141ヤード、パー3

4日目に予定していたセンチュリー三木ゴルフ倶楽部の1人予約が、2人以上集まらずに不成立。急遽、加西インターCCに変更し、スマホで一番近い道の駅を検索、加東市の道の駅「とうじょう」へ向かう。ここは何度も車中泊しているが、ファミマ、駅ラーメン、24時間利用可能な休憩所などの施設が充実。人気が高い。21時半就寝。

最終日はオープンコンペなし!

7月4日(木)、4時半起床、5時40分出発。加西インターCCに6時15分到着。

画像: 写真左/加西インターCC9番149ヤード、パー3。写真右/加西インターCC、名門復活中だそうです

写真左/加西インターCC9番149ヤード、パー3。写真右/加西インターCC、名門復活中だそうです

7時42分アウトスタート。兵庫県も西にくるとけっこう空いている。コースは、アウトとインで表情が異なり、アウトはフラットで距離があり、インは小高い山裾を一周する感じで距離は短めだが、狙いを絞ったショットが要求される。木村45・51の96。同伴の上田涼さん40・42の82。向井恒之さん43・41の84。

画像: 加西インターの同伴者、向かって右が上田さん、真ん中が向井さん、左が木村

加西インターの同伴者、向かって右が上田さん、真ん中が向井さん、左が木村

13時風呂、14時出発、15時ライオンズCCでお肉を受け取り、一路、清洲城へ。途中、国道2号線と大阪中央環状線で渋滞に遭うも、20時、無事、清洲城に帰還しました。

●日本のゴルフ場:1023カ所目
●今回の総走行距離:589キロ
●今回の経費:ライオンズCC1万110円、センチュリー吉川GC1万120円、有馬ロイヤルGC1万85円、加西インターCC8890円、飲食費5974円、ガソリン代1万602円、コインランドリー600円、合計5万6381円。

次回は埼玉県のおおむらさきGC、千葉県のマグレガーCC、千葉セントラルGC、東千葉CC、レインボーヒルズCCの5連チャンを予定。

Arrange/Kenji Takahashi

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