ブライソン・デシャンボーとコース設計家のボー・ウェリング氏がトップゴルフに挑戦する? この2人が支援する「アンダーパーライフ」という会社がこのたび、テキサスで2番目となる”新たなコンセプト”のゴルフ練習場を公営コース内に作る計画を発表した。
未確認動物ビッグフット研究家のカーリング連盟会長がビジネスパートナー
同社の掲げる「これまでゴルフをしたことのない人も楽しめる」というコンセプトでは、すでにアメリカではトップゴルフが先行しているが、既存のゴルフ場にレストラン付きのモダンな練習場を造るというのは新しい発想。
ゴルフウィーク誌によればアメリカ全土で30の練習場を計画していているとされ、トップゴルフのライバルになるのではと目されている。
デシャンボーはともかく、このニュースで注目されているのは、ウェリング氏の名前が出てきたことだ。同氏は、タイガー・ウッズの少なくとも4コースのデザインに関わっており、22年にフロリダからテキサスに移転した全米プロゴルフ協会本部のあるゴルフ場(PGAフリスコ・27年の全米プロ開催コース)を設計したのも彼だ。
ウェリング氏の本業はコースデザインだが、多趣味で風変わりな人物であることは自他ともに認めるところ。彼はアメリカで有名な未確認動物ビッグフットの研究家でもあり、さらに世界カーリング連盟の会長でもあるのだ。
02年のソルトレークシティ五輪を見て、「ゴルフもカーリングもスコットランド生まれで、摩擦と軌跡という物理的な要素を持っており、それらに魅了された」とウェリング氏。
当初はカーリングの南部大使となったが、その後米国カーリング連盟の理事を経て会長職に就任。さらには22年に世界カーリング連盟の会長となった。
異色の組み合わせによる新ビジネス。勝算いかに?
※週刊ゴルフダイジェスト2024年8月20&27日合併号