キャロウェイが勝率5割 !
2014年王者/テーラーメイド SLDR
2015年王者/プロギア iD ナブラ RS01
2016年王者/キャロウェイ XR 16
2017年王者/キャロウェイ GBB エピックスター
2018年王者/テーラーメイド M4
直近10大会の歴代チャンピオン!
2019年王者/ピンゴルフ G410 PLUS
2020年王者/キャロウェイ マーベリックサブゼロ
2021年王者/キャロウェイ エピックMAX LS
2022年王者/コブラ キング LTDx LS
2023年王者/キャロウェイ パラダイム♦♦♦
みごと予選を勝ち抜いた16本。決勝トーナメントの組み合わせがこちら!
Aブロック・第1試合
予選16位からの大逆襲なるか!?
1位/タイトリスト GT2 (260.4Y)
vs
16位/キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE♦♦♦S(248.9Y)
Aブロック・第2試合
強弾道の競り合いを制したのは?
5位/タイトリスト GT3(255.9Y)
vs
12位/テーラーメイド Qi10(250.3Y)
Bブロック・第1試合
国内メーカー対決、どっちが勝つ?
8位/ヨネックス イーゾーンGT タイプS(251.3Y)
vs
9位/ミズノ ST-MAX230(251.1Y)
Bブロック・第2試合
“やさしい”と“ハード”どっちが飛んだ?
4位/テーラーメイド Qi10 LS(256.3Y)
vs
13位/キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX FAST(249.8Y)
Cブロック・第1試合
ディープフェース同士のガチンコ勝負
3位/オノフ KURO(257.1Y)
vs
14位/キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦(249.5Y)
Cブロック・第2試合
みんなが飛んだのは?
7位/ピン G430 MAX10K(251.7Y)
vs
10位/プロギア RS(250.9Y)
Dブロック・第1試合
どちらもプロが使用するモデル
6位/ヤマハ VD/R (252.6Y)
vs
11位/プロギア RS F(250.8Y)
Dブロック・第2試合
予選2位を食いにかかる『RS MAX』
2位/タイトリスト GT4 (258.2Y)
vs
15位/プロギア RS MAX(249.2Y)
決勝トーナメントの試打者はこの3人
左:20年務めるD-1隊長/横田英治プロ
D-1に欠かせない“隊長”も、今年でオーラス!? HS50m/s
中:ピラティス効果で捻転力アップ/勝又優美プロ
ヒミツの特訓で、年々、飛距離を伸ばす。HS40m/s
右:再現性抜群/木部正己さん
「神奈川県ミッドアマ」「静岡県ミッドアマ」でV。HS47m/s
【1回戦】BEST16▶8
“D-1の聖地” こと東名CCでスタートしたベスト16の熱戦。あるか、下剋上 !
Aブロック
【1試合目】「タイトリスト GT2」 VS 「キャロウェイ パラダイムAi SMOKE♦♦♦S」
予選16位からの大逆襲なるか!?
『♦♦♦S』は「小ぶりで振り切りやすい」(勝又)、「打感・打音のチャンピオン」(横田)と高評価も、ストレートな高弾道でぶっ飛んだ『GT2』がイチ抜け。
【飛距離】[勝]GT2/[負]◆◆◆S
▷勝又:215.5Y/214.8Y
▷木部:269.5Y/264.5Y
▷横田:299.0Y/288.2Y
▷平均:261.3Y/255.8Y
【2試合目】「タイトリスト GT3」VS「テーラーメイド Qi10」
強弾道の競り合いを制したのは新モデル
PGAツアーさながらの外ブラ対決。横田プロは『GT3』で弾丸ライナーを、勝又プロは『Qi10』で中弾道ドローを飛ばしたが、僅差で前者がベスト8へ。
【飛距離】[勝]GT3/[負]Qi10
▷勝又:214.3Y/213.2Y
▷木部:272.5Y/271.1Y
▷横田:291.7Y/286.7Y
▷平均:259.5Y/257.0Y
Bブロック
【1試合目】「ヨネックス EZONE GT タイプS」VS「ミズノ ST-MAX230」
『EZONE GT』の飛びっぷりに注目!
球が上がる『ST-MAX』に対して『EZONE GT』は「トランポリンみたいに弾いて初速が出る」(横田)、「球が前へ行く」(木部)と記録を伸ばして勝利。
【飛距離】[勝]EZONE/[負]ST-MAX 230
▷勝又:214.2Y/213.2Y
▷木部:275.8Y/272.7Y
▷横田:297.1Y/282.7Y
▷平均:262.4Y/256.2Y
【2試合目】「テーラーメイド Qi10 LS」VS「キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX FAST」
“やさしい”と“ハード”どっちが飛んだ?
洋ナシ顔で球が左に行かず前に伸びる『LS』と、軽量でヘッド速度が上がるつかまり顔の『MAX FAST』のバトルは、男性陣2人には『LS』に分があった。
【飛距離】[勝]Qi10 LS/[負]MAX FAST
▷勝又:213.6Y/217.8Y
▷木部:277.6Y/271.2Y
▷横田:283.1Y/274.4Y
▷平均:258.1Y/254.5Y
Cブロック
【1試合目】「キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE♦♦♦」VS「オノフ KURO」
ディープフェース同士のガチンコ勝負
ディープで精悍な顔の2本がぶつかった。勝又プロと木部さんは『KURO』で高い球を打つが、横田プロは『♦♦♦』で叩いてランを出し、予選3位の実力者を破る。
【飛距離】[勝]♦♦♦/[負]KURO
▷勝又:218.1Y/211.3Y
▷木部:273.4Y/270.8Y
▷横田:279.8Y/281.6Y
▷平均:257.1Y/254.6Y
【2試合目】「ピンゴルフ G430 MAX 10K」VS「プロギア RS」
みんなが飛んだG430が2回戦へ
勝又プロが「どこに当たっても飛ぶし曲がらない」と言う『G430』が平均値でV。ただ『RS』は3人が「コースで使いやすい実戦的なモデル」と好感触だった。
【飛距離】[勝]G430/[負]RS
▷勝又:217.3Y/218.4Y
▷木部:273.8Y/269.7Y
▷横田:293.5Y/283.8Y
▷平均:261.5Y/257.3Y
Dブロック
【1試合目】「プロギア RS F」VS「ヤマハ RMX VD/R」
左を気にせず叩ける『RS F』が白星
ルックスの良さは『VD/R』に軍配が上がるも「左に行かないしスピンが少ない」(横田)、「球が強くてランを荒稼ぎ」(木部)という『RS F』が勝ち切った。
【飛距離】[勝]RS F/[負]RMX VD
▷勝又:215.1Y/208.7Y
▷木部:280.3Y/271.5Y
▷横田:290.7Y/288.3Y
▷平均:262.0Y/256.2Y
【2試合目】「タイトリスト GT4」VS「プロギア RS MAX」
予選2位を食いにかかる『RS MAX』
横田プロは『GT4』でつかまったロースピン弾道を放ち、勝又プロは『RS MAX』でキャリーを伸ばす。そんなシーソーゲームも『GT4』が返り討ちにした。
【飛距離】[勝]GT4/[負]RS MAX
▷勝又:220.1Y/216.2Y
▷木部:279.3Y/276.3Y
▷横田:297.1Y/286.4Y
▷平均:265.5Y/259.6Y
上位ランクを食うため「♦♦♦」が牙をむく
横田 これまでのD‐1では、予選を上位で突破したモデルが初戦でいきなり敗れる波乱がありました。今年でいえば、予選が3位の『KURO』と14位の『Ai SMOKE ♦♦♦』のバトルでしょう。
木部 個人的には、僕のエースドライバーと似ている『♦♦♦』が、16本の中でも好感触でした前回大会のチャンピオン(パラダイム ♦♦♦)の後継モデルになりますね。
勝又 どちらもディープフェースで引き締まった顔つきです。私が打った感じでは『KURO』は見た目よりも球が浮きやすくて『♦♦♦』はライナー系でランが出そう、という違いがありました。
横田 『♦♦♦』はディープフェースといい短めの重心距離といい、強い球を飛ばせる要素があります。そして、曲がらない。勝って不思議はありませんが、予選の結果からすると〝下剋上〞ですね。
勝又 その『♦♦♦』や『GT』シリーズ、『Qi10LS』『RS F』といったアスリート系に“一発”が出ました。
横田 うん、そういうモデルって、芯を食ったときにスゴい飛ぶ。プロや競技アマチュアが打つD1では、やっぱりこういうのが強い。
木部 そういうことなんだ。2回戦からも楽しみです !
取材・文/新井田聡 イラスト/亀川秀樹 写真/有原裕晶、野村知也
協力/GC成田ハイツリー、東名CC、フライトスコープジャパン
※2024年10月号 月刊ゴルフダイジェスト「D-1グランプリ」から一部抜粋
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ベスト16が終わった時点で、Aブロックでは「タイトリスト GT2」、「タイトリスト GT3」、Bブロックでは「ヨネックス イーゾーンGT タイプS」、「テーラーメイド Qi10 LS」、Cブロックでは「キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦」、「ピンゴルフ G430 MAX 10K」、Dブロックでは「プロギア RS F」、「タイトリスト GT4」の8本が勝ち残っている。この続きは「月刊ゴルフダイジェスト」の10月号、もしくはMyゴルフダイジェストにて要チェック!