企画名は「第2回まちまるごとオフィス東伊豆deゴルフ大会」。参加者のみならず“ゴルフ日本一の町”を宣言する東伊豆町のキーマンたちとの交流ラウンドが趣旨の企画である。
昨年は副町長や人気旅館のオーナー、地元企業の若手社長、役場の要人、東伊豆ゴルフ連盟員、ゴルフ場支配人などが参加。いわば首都圏ワーカーと行政も含めた町民との交流が目的だという。
「まちまるごとオフィス東伊豆」は同町が提案する新しい働き方プロジェクトで、都会の喧騒を離れて自然豊かな同町をオフィスに見立て、心地よい環境で仕事しながら地域の魅力を体験できるワーケションの一環だという。
同町がゴルフ日本一の町と標榜するのは以下の理由による。同町は町おこしの一環として町民ゴルフ大会を年2回行ってきた。その初期の頃、老若男女の平均スコアが90を切った。直近でも町民人口の1%にあたる100人以上が参加して100を切ったという。
さらにこれまで全国の各市と60名ずつの対抗戦を行ってきたが、無敗の実績を持つ。
「これなら町民のゴルフの腕前が日本一といえるのでは、というシャレも含めました」と同企画を開催する稲取GC支配人の村木浩之氏。
開催日は10月14日。競技コースは前述の稲取GC。同町住民は10~20名とし、合計10組40名での開催。申し込みは1名から可能(2名以上での申し込みで同組希望の場合は、その旨を記載すると)。性別、年齢、平均スコアは不問。
競技方法は18ホールストロークプレーのぺリア方式。申込締め切りは9月30日。各賞は優勝以外にもたくさんの賞を用意したという。
通常の観光では味わえない体験を提供するプロジェクト、他の地域振興ゴルフとは一線を画しているといえよう。
※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号「バック9」より