1月のザ・セントリーから始まった今シーズンのPGAツアー。レギュラーシーズン36試合とプレーオフシリーズ3試合の計39試合が先日のツアー選手権で終了した。9月からはレギュラーシーズン最終戦、ウィンダム選手権終了時点で71位以下の選手たちが、125位までの出場権を懸けて順位を争う秋季シリーズ(フェデックスカップ・フォール)8試合が行われる。2024年10月1日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、2024年のPGAツアーを振り返った特集を組んでいるので「みんなのゴルフダイジェスト」読者にもお届けしよう。

フェデックスカップ年間王者は今季7勝のスコッティ・シェフラー

フェデックスカップランキング上位30人しか出場できないツアー選手権を制し、今季7勝目を挙げ年間王者にも輝いたスコッティ・シェフラー。PGAツアー史上、1シーズンで7勝以上したのは史上3人目で、2007年のタイガー・ウッズ以来17年ぶり。

賞金ランキングはプレーオフシリーズ2戦目のBMW選手権までの賞金額。ツアー選手権の賞金はボーナスとなり優勝したシェフラーは2500万ドル(約36億5000万円)、 9位タイの松山英樹は160万8333ドル(約2億3481万円)を手にしている。

2024 賞金ランキング

1位 スコッティ・シェフラー(7勝)
 獲得賞金 2922万8357ドル(約42億6300万円)

2位 ザンダー・シャウフェレ(2勝)
 獲得賞金 1835万5910ドル(約26億7700万円)

3位 松山英樹(2勝)
 獲得賞金1123万7611ドル(約16億3900万円)

4位 ウィンダム・クラーク(1勝)
 獲得賞金1089万3790ドル(約15億9000万円)

5位 ローリー・マキロイ(2勝)
 獲得賞金 1089万3790ドル(約15億8900万円)

6位 ラドビッグ・アバーグ
 獲得賞金 972万8857ドル(約14億1900万円)

7位 コリン・モリカワ
 獲得賞金 836万5977ドル(約12億2000万円)

8位 サヒス・ティーガラ
 獲得賞金 828万1285ドル(約12億800万円)

9位 キーガン・ブラッドリー(1勝)
 獲得賞金 687万9455ドル(約10億300万円)

10位 パトリック・カントレー
 獲得賞金 627万9965ドル(約9億1600万円)

※金額は試合での獲得賞金のみ。レギュラーシーズンにおける“コムキャスト ビジネス・ツアートップ10”や最終戦・ツアー選手権は「ボーナス」なので含まれない

9月から始まるフェデックスフォールとは?

フェデックスフォールシリーズ スケジュール

9月12日~15日 プロコア選手権(カリフォルニア州)
10月3日~6日 サンダーソンファームズ選手権(ミシシッピ州)
10月10日~13日 ブラックデザート選手権(ユタ州)
10月17日~20日 シュライナーズチルドレンズオープン(ネバタ州)
10月24日~27日 ZOZOチャンピオンシップ(日本)
11月7日~10日 ワールドワイドテクノロジー選手権(メキシコ)
11月14日~17日 バターフィールド・バミューダ選手権(バミューダ島)
11月21日~24日 RSMクラシック(ジョージア州)

日本開催の第5戦にはトップ選手も参加予定!

画像: 2023年ZOZOチャンピオンシップではコリン・モリカワが優勝

2023年ZOZOチャンピオンシップではコリン・モリカワが優勝

2019年に第1回大会が開催されて今年で6年目を迎えるが、毎年トップ選手も参戦。すでに昨年優勝したコリン・モリカワや祖父母が日本在住のシャウフェレ、ウィル・ザラトリスなどが参戦を表明。今年も千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野CCを舞台に、世界の一流選手が集結する!

<ZOZOチャンピオンシップに出場が確定した主な選手>
松山英樹、ザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワ、ウィル・ザラトリス、ミンウー・リー、ジャスティン・トーマス、リッキー・ファウラー、マックス・ホーマ、サヒス・ティーガラ、クリスティアン・ベゾイデンハウト、キム・シウ、イム・ソンジェ

タフな3カ月! 8試合の総移動距離は直線距離で3万キロ超え!

昨年から始まったフェデックスフォールシリーズ。ツアー選手権出場者やツアー選手権まででフェデックスカップポイントランク50位以内であればシグネチャー大会も含めたフル参戦権を、70位以内であればシグネチャー大会を除くフル出場権をすでに獲得している。

フォールシリーズはランキング51位以下の選手が来季の優先出場順位を上げるための仕組みで、各大会の優勝ポイントは「500ポイント」。最終戦終了時点の順位で125位以内であれば出場権、70位以内であればシグネチャー大会を除くフル参戦権、50位以内であれば全てのシグネチャー大会にも出場可能になる。

さらに各大会の優勝者は2年間のシード権や開幕戦とマスターズの出場権も与えられる。レギュラーツアーで50位内に入った選手も出場できるが、ポイントの獲得はなし。ただし、賞金やマスターズなどへの出場権、メジャー出場に必要な世界ランクポイントは付与されるため、それを狙って出場する選手もいる。

ポイントランキング83位の久常涼はどこまで順位を上げられる!?

画像: 久常涼にも注目!

久常涼にも注目!

ポイントランキングで83位の久常涼は来季の出場権を懸けてフォールシーズンを戦う。ポイントは現状「522ポイント」で、出場権が確定する125位が「283ポイント」。フル参戦権が得られる70位が「739ポイント」、50位が「1173ポイント」。2試合で優勝すれば50位以内に入るチャンスも高まる。少しでもポイントを加算して、来季の出場試合を増やしたいところ。

※「週刊ゴルフダイジェスト(2024年10月1日号)」の締切である2024年9月11日時点の情報

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2024年PGAツアーの全試合総まとめや達成された記録は、明日アップ予定!

PHOTO/Blue Sky Photos、Tadashi Anezaki、Gatty Images

※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号「PGAツアー 2024総まとめ」より一部抜粋

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