4年ぶり、50台のスコアが2人!
全米プロゴルフ選手権ではシャウフェレがメジャー最少ストローク「21アンダー」で優勝、ツアー選手権でもシェフラーがハンディも含めた史上最少「30アンダー」を記録。世界最高峰の舞台で、今年もビックリするようなスコアが飛び出した!
PGAツアーで過去に50台を出した選手は14人。そのうち2人が今シーズンに達成。トラベラーズ選手権3日目(パー70)、キャメロン・ヤングが2イーグル・7バーディを奪って11アンダーの「59」を記録。その2週後のジョンディアクラシック初日(パー71)にもヘイデン・スプリンガーが2イーグル・8バーディの12アンダーで同じく「59」を記録。PGAツアー史上14人目の「50台」達成者となった。
その前は2020年ザ・ノーザントラスト2日目(パー71)にスコッティ・シェフラーが「59」を記録。PGAツアー最少スコアは2016年トラベラーズ選手権最終日(パー70)にジム・フューリックが記録した「58」だが、下部ツアーでは今年のアストラゴルフ選手権初日(パー70)にクリストバル・デルソラールが13アンダーの「57」を記録。PGAツアー主催&共催大会で最少スコア記録となった。
PGAツアー史上初の珍事発生、7アンダーで予選落ち!?
予選2日間で7アンダーを記録すれば、当然決勝に進めると思うが、それでも予選落ちした大会が発生。ISCO選手権では67選手が決勝に進んだが、カットラインが8アンダー。これは記録が残る1970年以降でカットラインが史上最多アンダーパーとなった。それ以前は、20年シュライナーズホスピタルforチルドレンオープンの7アンダー。試合は22アンダーで5人が並び、プレーオフの末ハリー・ホールがPGAツアー初優勝。ちなみにPGAツアーの最多プレーオフ人数は6人!
ヒデキもビッグスコアを次々に記録
松山英樹もザ・プレーヤーズ選手権初日にコースレコードタイ記録の「63」などビッグスコアを何度も記録。優勝したジェネシス招待では最終日に大会コースレコードを更新する「62」を叩き出した。
松山のスタッツでとくに光ったのが SGアラウンド・ザ・グリーン(エッジから30ヤード以内の全ショットが何打稼いでいるかを示す数値)。昨年の13位から1位にジャンプアップした。
またスクランブリング(パーオンしなかったホールでパーかバーディでホールアウトする確率)がキャリアハイを記録するなど、とくにショートゲームでのスタッツが向上したことがわかる。開幕前から黒宮幹仁コーチとスウィング改造に取り組んできたが、その効果が今季の好調につながったと言えそうだ。
PHOTO/Blue SkyPhotos、Tadashi Anezaki、Gatty Images
※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号「PGAツアー 2024総まとめ」より一部抜粋