同大会は、森永高滝CC(千葉県)で行われ、男子の部には54人が参加。仙台から参加した広橋君は
68をマークし優勝(大会は同位優勝のため、宿利龍アラン君と園和真君の3人が優勝)。
広橋君は、岩隈さんの妻の弟の息子で、祖父もプロ野球西武ライオンズなどで活躍した公寿さん。父の貴寿さんも独立リーグなどで活躍した元野球選手だ。現在小学校6年生で、身長は162センチ。「クラスでも後ろのほうです」という。
ドライバーの平均飛距離は「270~280ヤード。週2で体幹トレーニングをするようになって、そこから飛距離が伸びてきました」。飛ばしには自信を持ち「みんなに見てほしい部分です」。ちなみに、飛距離では「祖父(公寿さん)には勝てるようになりましたが、父と伯父にはまだ……」。父の貴寿さんも岩隈さんも300ヤードを誇る飛ばし屋で、広橋君もまだかなわないという。
大会では「バーディも取れたけど、3パットもあって」と、反省もあると本人。岩隈さんによれば「璃人はラウンド後の練習を欠かしません」とのことで、反省をしっかり次に生かせるうえ、練習の虫だという。
「璃人の家に遊びに行くと、いつもゴルフクラブを触ったりパター練習をしていたりで、本当にゴルフが大好きなんだなあと伝わります」(岩隈さん)
ゴルフの練習は毎日で、体幹トレーニングも加えたため、ハードな毎日だが「将来はマスターズで優勝できるような選手になりたい。そのために、今の課題はショットの正確性を上げること」と話す。
ゴルフの練習があるため、勉強は早朝にやることが多いという。岩隈さんは「幼い頃から早朝に自ら漢字や算数の勉強をしたりしていました」と証言。「自分で決めたことはやり抜く習慣が身に付いており、他者への気遣いや優しさも感心するほど備わっているんです。彼の活躍の要因のひとつはそれかもしれません」と目を細める。
優しく頑張り屋の広橋君に「これからも心・技・体共に成長し続ける璃人を応援したい」と岩隈さんもエール。将来有望の小6に注目が集まる。