年間女王を確定させた竹田麗央。彼女は今年4月のバンテリンレディスで初優勝を飾ると翌週のフジサンケイレディスでも2週連続優勝。そして、先日のTOTOジャパンクラシックで勝利したことで米女子ツアーの出場権も獲得した。2024年11月26日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、そんな彼女の強さの秘密に迫っている。「みんゴル」ではその一部を抜粋し、ジュニア時代から現在までを写真で振り返る。

竹田麗央(21)

生年月日/2003年4月2日
出身地/熊本県合志市
プロテスト合格/2021年11月5日(94期生)
身長/166cm
血液型/O型
出身校/熊本国府高校

両親が経営するゴルフショップに訪れたブラジル帰りの客が「リオのカーニバルは最高だった」と話していたことがきっかけで、この名を授かったそうで、世界で活躍してほしいという親の願いが込められている。

父はゴルフショップ経営、母はプロゴルファー。ゴルフ一家に生まれたサラブレッド!

画像: 母の妹は元賞金女王平瀬真由美

母の妹は元賞金女王平瀬真由美

父・宜史さん(写真右)はゴルフショップを経営しており、麗央は物心つく前からここでボールを転がしていた。現在もクラブの相談をよく父にするという。プロゴルファーとしてツアーにも出場していた母・哲子さん(写真右から2番目)からゴルフを教わった。弟・征士朗さん(写真左)と兄・有男さん(写真左から2番目)は野球の道に進み、有男さんはキャディを務め、初優勝したバンテリンレディスでもバッグを担いだ。

高校時代に才能が開花。21年日本女子オープン7位でローアマ獲得!

アマチュア時代の主な成績

2015年:オフィスバークレーCUP TKUジュニアゴルフ選手権小学生の部○優勝
2019年:KKT杯バンテリンレディスオープン○予選落ち(プロの試合に初出場)
2019年:九州ジュニアゴルフ選手権 女子15~17歳の部○優勝
2020年:九州高等学校ゴルフ選手権○優勝
2021年:日本女子オープン○7位タイ(ローアマ)

画像: 19年日本女子アマに出場した時に『週刊ゴルフダイジェスト』の取材陣が撮影。このときも野球が好きだと答え、笑顔でピッチングフォームを披露してくれた

19年日本女子アマに出場した時に『週刊ゴルフダイジェスト』の取材陣が撮影。このときも野球が好きだと答え、笑顔でピッチングフォームを披露してくれた

熊本国府高校1年の時にバンテリンレディスで初めてプロの試合に出場すると、九州ジュニア、九州高等学校ゴルフ選手権と九州の大会で勝利を重ねる。21年には日本女子オープンでローアマを獲得するなど、次第に全国でその名が知られるようになった。

高校3年時にプロテスト合格「世界で活躍できるプロゴルファーになりたい」

画像: 同期には川﨑春花や佐藤心結、櫻井心那らがいる

同期には川﨑春花や佐藤心結、櫻井心那らがいる

高校在学中の21年プロテストを5位で合格。この年の合格者には尾関彩美悠(1位)、佐藤心結(4位)、小林夢果(12位)、櫻井心那(12位)、川﨑春花(12位)、仁井優花(15位)、天本ハルカ(15位)、宮澤美咲(20位)など。竹田はこの時、今後の目標に「世界で活躍する選手になりたいです」とコメントした。

当時の憧れの選手はローリー・マキロイとダスティン・ジョンソンだった

画像: 憧れと話したダスティン・ジョンソンとローリー・マキロイ。この頃からすでに竹田の目は世界に向けられていた?

憧れと話したダスティン・ジョンソンとローリー・マキロイ。この頃からすでに竹田の目は世界に向けられていた?

小さい頃から体が大きく、飛距離には自信があったという竹田。高校時代にPGAツアーの動画をよく見ていたそうだが、目標としていたのはローリー・マキロイ、ダスティン・ジョンソンという飛ばし屋の2人。元世界ランクトップの両者に共通するのはダイナミックなスウィングから生まれる飛距離とメジャーを何度も制する強さ。この頃からすでに竹田の目は、世界に向けられていた。

尊敬する先輩は交友歴5年のイ・ボミ

画像: 引退するイ・ボミを選手たちが囲んでのお別れ会。緑色のスカートは竹田

引退するイ・ボミを選手たちが囲んでのお別れ会。緑色のスカートは竹田

高校生で出場した19年バンテリンレディス初日にイ・ボミと同組になって以来、交流を続けている竹田。写真は昨年のマスターズGCレディス2日目終了後に、引退するイ・ボミを選手たちが囲んでのお別れ会。緑色のスカートをはいた竹田はイ・ボミとハグを交わし、感謝を伝えた。

5つ年上の小祝が親友! 仲良く野球観戦も

画像: ツアーでは仲間でライバルでもある小祝だが、野球観戦は共通の趣味で一緒に行くという。写真は本人のインスタより

ツアーでは仲間でライバルでもある小祝だが、野球観戦は共通の趣味で一緒に行くという。写真は本人のインスタより

ツアー仲間でライバルでもある小祝さくらとは大の仲良しで、竹田のインスタグラムには、よく2ショットが投稿されている。写真は今年、2人で野球観戦に行ったときのもの。サスペンデッドとなったTOTOジャパンクラシック3日目は小祝の誘いでゲームセンターに行ってリフレッシュした。

野球好きは筋金入り初めての賞金でグローブを購入

画像: オリックス・バファローズの山下舜平大投手。「7万くらいしました」と思い切って購入。

オリックス・バファローズの山下舜平大投手。「7万くらいしました」と思い切って購入。

プロになって初めて獲得した賞金の使い道は、自分へのご褒美のグローブ。大ファンだと公言しているオリックス・バファローズの山下舜平大投手モデルで、カラーは好きな色のピンク。気になるお値段は「7万くらいしました」とのことで、本人にとって思い切った買い物だった様子。先日発足した女子プロ野球部の試合でも使用し、投球速度100km/hを超えるピッチングで三振の山を築いた。

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroshi Yatabe、小誌写真室

※週刊ゴルフダイジェスト11月24日号「竹田麗央研究」より一部抜粋

※2024年11月19日10時15分、一部加筆修正しました。

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全5ページにわたる竹田麗央特集後半では、昨年と今年のスタッツ比較やスポンサー、大会副賞事情など、様々なことを調査している。続きは「週刊ゴルフダイジェスト」11月24日号、またはMyゴルフダイジェストにてチェックください!

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